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「温泉」の効能を科学的見地から分析

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 ゆっくりと大きな温泉に浸かる。そんな贅沢な時間を過ごしたいと思っている人は少なくないだろう。
 関節痛、筋肉痛など、温泉にはさまざまな効能があるとは言うが、科学的にはどのような効果があるのだろうか。

 『温泉の科学 温泉を10倍楽しむための基礎知識!!』(佐々木信行/著、SBクリエイティブ/刊)は、温泉とは何かという基礎知識から、物理的効果や成分による違い、代表的な入浴方法、飲泉やタラソテラピーといった活用法、さらには温泉の歴史から温泉土産にいたるまで解説する一冊だ。

 温泉は温熱を有するとともに、さまざまな成分を含有し、それがさまざまな効能をもたらすといわれる。
 温泉の効果としては、物理的因子として温熱の効果のほかに、浮力、粘性、静水圧などによる効果がある。また、化学的因子として浸透圧による効果のほか、さまざまな含有成分による効果も期待できる。さらに、温泉地の空気や地形、植生など自然環境や気候環境による心身への効果、「温泉へ行く」という非日常生活の体験によるリラックス感などの精神への効果もある。このようなさまざまな要素が複合して、総合的な温泉効果がもたらされるのだ。

 温温泉の条件には温度が一番に挙げられる。もちろん体が温まるからだ。では、なぜ体が温まることが重要なのか。
 最近いわれていることとして、温泉に入ることによる体温上昇が、体内のHSP(heart shock protein)の生成を高め、体内の免疫力や抵抗力を向上させるという説が有力になっているという。HSPとは、タンパク質の一種で、温度をはじめとする外部からの強い刺激により生成し、さまざまな疾病に対する治癒力を発揮する物質のことだ。温泉の温熱効果は温泉の効能のうちもっとも基本的なもので、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾、冷え症、疲労回復など多岐にわたる。さらに最近では、神経医学の方面からも注目されているそうだ。

 せっかく温泉のある旅館に泊まるのだから、何度も入浴を楽しみたいものだ。では、1日に何回ぐらい入るのがいいのだろう。そして、どのくらいの時間間隔で入ればいいのだろうか。
 これについては特に決まりはない。ただ、あまり時間をおかずに何回も入るのはよくない。1泊2日の場合、30分ぐらいの入浴を夕食前に1回、寝る前に1回、翌朝食事前に1回の計3回ぐらいが基本だという。著者の佐々木氏は、この3回に加え、昼間に入ったり、真夜中に入ったりするので1日で4、5回は入るという。なかでも真夜中に入るのは、薄明かりの中、もうもうと立ち込める湯煙の中での入浴は時間も場所も忘れ、異次元空間を楽しめるそうだ。

 その温泉によって、どこに効くかといった効能はさまざま。ただ温泉に浸かるのではなく、温泉の歴史や泉質、効能などを調べて、他の温泉と比較してみるのも面白いのではないだろうか。
(新刊JP編集部)



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