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成人指定が18歳から閲覧できるワケ

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日本では20歳になれば飲酒・喫煙が法的に認められ、選挙権を得ることができる。一方で「成人指定」のコンテンツなどは18歳から許されている。前者と後者では、なぜ「成人」を区切る年齢が異なるのか?

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じつは、両者は制限年齢を規定する法律が異なるようだ。20歳を成人(成年)と定めているのは「民法」。一方、ポルノなどの「成人指定」コンテンツを規制しているのは「青少年保護育成条例」。法律によって、“大人の権利”が解禁される年齢も変わるのだ。

「20歳になるとほかにも、私法上の契約行為が可能になります。たとえば不動産取引などもそうです。仮に20歳未満の未成年が契約行為をする場合は、法定代理人となる親などの同意を得る必要があります」(アディーレ法律事務所・弁護士 岩沙好幸氏)

ただ、いくつか例外もある。たとえば、未成年でも結婚すると「大人」として認められることになる。

「民法の753条で『未成年者が結婚(婚姻)をした時は、これによって成年に達したものとみなす』と定められています。つまり18歳や19歳でも結婚をすれば、親の同意を得ずに様々な私法契約ができるようになります。未成年者といえども、結婚すれば一家の大黒柱。独立した家庭を営むことを妨げないために、例外的に権利を与えているわけです」(同)

とはいえ、これはあくまで民法の範囲内。都道府県により扱いは異なるが、東京都の青少年保護育成条例では引き続き「青少年」として扱われる。

「たとえば女性は16歳から結婚ができます。結婚した時点で民法上は成年になりますが、青少年保護育成条例で規制されている深夜外出、淫行、有害図書・玩具の閲覧などは認められません。当然ながら飲酒や喫煙もNGです。ちなみに、20歳未満が刑事事件を犯した場合は婚姻の有無にかかわらず『少年法』が適用されます」(同)

なお、淫行条例では18歳未満の男女による性行為を禁じているが、婚姻関係があれば問題ないとのこと。なんともややこしいが、年齢や婚姻の有無によって与える権利を細かく分けているのは、それぞれの立場における判断能力、責任能力を考慮してのことだ。

いずれにせよ、20歳を過ぎれば紛れもなく成人の仲間入り。様々な権利が与えられ、大人の楽しさを存分に味わうことができる。ただし、その裏には相応の責任もともなうことも忘れずに。
(榎並紀行/やじろべえ)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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