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全国で広がる乾杯条例とは

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年内は忘年会、年が明ければ新年会と、お酒の席が増える季節。はじめの乾杯は「とりあえずビールで!」の人が多いと思いますが、いま、地酒での乾杯をすすめる「乾杯条例」の制定が全国各地で相次いでいるそう。どんな条例なのか。つながる地域づくり研究所・代表理事の一井暁子さんにうかがいました。

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「乾杯条例は、全国で初めて乾杯条例を制定した京都市の『京都市清酒の普及の促進に関する条例』のように、地元で造ったお酒で乾杯する習慣を広めて、地酒の普及や地域文化への理解を深めようというものです。こうした条例は『理念条例』と呼ばれていて、罰則や拘束力はありません」(一井さん)

京都市では、条例が施行された2013年1月以降、地元の酒造組合が作る乾杯用の日本酒の出荷量が増加。また、条例に絡めたイベントが活発に行われていて、11月には800人超が2人一組で腕を組みながら乾杯するというギネス記録まで達成したのだそう。

「乾杯条例の制定は全国各地で広がっていて、年内には40近くの自治体で成立する見込み。日本酒だけではなく、焼酎、ワイン、ウイスキーなど、地元で造っているお酒なら何でもOKというところもあります。なかでも兵庫県篠山市の『丹波篠山ふるさとに乾杯条例案』はユニークで、丹波杜氏が作った地酒を丹波焼きの器で乾杯して、地元の民謡・デカンショ節で宴会を盛り上げる、ということまで盛り込まれているんですよ」(同)

各地域でバラエティに富んでいるところは、最近流行りの「ご当地ゆるキャラ」とも似ていますね。

「自分たちの町の特徴をアピールして、町を元気にしたいという思いが込められているところは同じでしょうね。地方自治体は約1800ありますが、全国規模で知られている町はひと握り。だからこそ、京都市の条例成立をきっかけに、各地で急速に広まっているのだと思います。また、乾杯条例は、議員から条例案を提案する『議員発議』で生まれることが多いんです。地域の人と議員が協力して取り組んでいるところも、乾杯条例の特徴のひとつですね」(同)

地域住民の郷土愛が込められた乾杯条例。早速、自分の町で始まっていないか、調べてみてはいかが?
(成田敏史/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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