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文章が分かりやすくなる「読点」を入れるポイント

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 レポートや企画書、Facebookやブログなど、文章を書く機会は多い。でも、本当に言いたいことがしっかりと相手に伝わる文章を書けているだろうか。
 「てにをは」(助詞)を正しく使うことや読点(、)を打つところなどをしっかり理解すれば、もっと伝わる文章になるのだ。

 『文章力の決め手』(阿部紘久/刊、日本実業出版社/刊)は、前作『文章力の基本』で好評だった「簡潔な」「明確な」「的確な」文章にしていくコツや、短文から長文までもっと伝わる60のテクニックを紹介する一冊だ。ここでは本書からなかなか悩みがちな「読点」を入れる場所について紹介しよう。

 「読点」は意味の大きな切れ目を示すもの。読点をどこに打てば理解しやすくなるかを研究すると、日本語の文章の特性をよく理解することができるという。
 例えば長めの主語を持つ分は、「Aが(は)、Bである」という分の構造が一目で分かるようにすると、読みやすくなる。

・勇気がなくて話したくても自分から英語で話しかけることができなかった学生がその後アメリカ人と仲良くなった。
・勇気がなくて話したくても自分から英語で話しかけることができなかった学生が、その後アメリカ人と仲良くなった。

 2つ目の文章には「学生が」の後に読点が打ってある。このように間に1つ読点があるだけで、読み始める前からそこに意味の切れ目があることが分かるという。

 時間や場面が変わるところに句読点を打つようにすることも重要だ。

・父は3年前に、定年退職をして今は趣味に打ち込んでいる。
・父は3年前に定年退職をして、今は趣味に打ち込んでいる。

 1つ目の文章は「父は3年前に」まで書いたところで、息継ぎするような感じで読点が打ってある。しかし、「3年前に退職した」「今は趣味に打ち込んでいる」という2つの意味の固まりとして区別すべきだろう。

 ちなみに句点(。)は文末のみに打つことが常識だが、実際には、文の途中に打ってしまうケースがしばしばある。

・私は勝手な現場判断はミスを招く可能性がある。マネージャーからアドバイスをもらうべきだと感じていた。
・私は勝手な現場判断はミスを招く可能性がある、マネージャーからアドバイスをもらうべきだと感じていた。
・私は「勝手な現場判断はミスを招く可能性がある。マネージャーからアドバイスをもらうべきだ」と感じていた。

 「私は・・・感じていた」という1つの文なので、句読点は最後に1つだけ打たれるべき。しかし、3つ目の文のように「」を使えば、その中の点は、句点を打ちながら書き進めることができる。

 書きたいこと、思っていることをただ、文章にするのではなく、文章を書くにはテクニックがあることを知っておくべきだろう。そうすれば、もっと読みやすくて、わかりやすい文章が書けるようになるはずだ。
(新刊JP編集部)



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