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オーストラリア・ノーザンテリトリー観光レポート カカドゥ&リッチフィールド:リゾートタウンから車で行ける世界遺産・国立公園満喫編

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オーストラリア注目の観光エリア“ノーザンテリトリー”の魅力をお伝えしていくシリーズ企画。第1回「エアーズロックが迎えるレッドセンター編」、第2回「ダーウィン周辺:大人の穴場リゾート編」に続く最終回となります。今回はカカドゥ国立公園、リッチフィールド国立公園を中心に、ノーザンテリトリーの大自然や太古から受け継がれている先住民アボリジニの文化に触れられる数々のスポットを紹介。未知なる世界の魅力が詰まったノーザンテリトリー観光の醍醐味を感じ取ってください。

記事を読んで「気になる」「行ってみたい!」と思った方は、ノーザンテリトリー政府観光局のウェブサイトをチェックしてみてください。オリジナルガイドブックやトラベラーズチェックのプレゼントを用意したキャンペーン中の今が、2014年の旅行計画を立てる絶好のチャンスですよ。

アウトバックの休日 | ウルル | ダーウィン | アリススプリングス | ノーザン・テリトリー、オーストラリア
http://www.australiasoutback.jp/[リンク]

キャンペーンの詳細は『All About』のキャンペーンページをご覧ください。

「未知が、満ちてる。」さあ!オーストラリアノーザンテリトリーの旅へ! (All About)
http://allabout.co.jp/1/236556/1/product/236556.htm[リンク]

カカドゥとリッチフィールド:異なる魅力をもつ2つの国立公園


ノーザンテリトリー北部のトップ・エンドには、壮大な大自然に親しめる2つの有名な国立公園があります。


ひとつは、南北に約200キロ、東西に約100キロという広さを誇るカカドゥ国立公園。アボリジニの“ガガジュ族”にちなんで名づけられたこの国立公園は、サバンナや熱帯雨林、湿地帯などさまざまな自然環境が1か所に集まったユニークなエリアで、2万年以上も前に描かれたアボリジニのロック・アートも保存されており、ユネスコの世界複合遺産(自然遺産・文化遺産)に指定されています。ダーウィンから日帰りのオプショナルツアーも催行されていますが、オーストラリア最大の広さを誇る広大な園内は時間が許すなら3日はかけて回りたいところです。


もうひとつ、地元の人たちにも人気の国立公園は、ノーザンテリトリーの州都ダーウィンから車で約2時間と好アクセスな場所にあるリッチフィールド国立公園。滝つぼで泳いだり、トレッキングを楽しんだり、大自然を身近に楽しめるのが魅力。2013年8月には『トリップアドバイザー』の「10 natural swimming pools」に選出され、今、ますます注目度が高まっている観光スポットです。

10 natural swimming pools(TripAdvisor)
http://www.tripadvisor.com/InfoCenter-a_ctr.naturalpoolsEN2

この2つの国立公園を中心に、ガジェット通信取材班が訪れたノーザンテリトリー北部の大自然満喫スポットを紹介していきましょう。

たくさんの野鳥とクロコダイルがお出迎え カカドゥ国立公園のイエロー・ウォーター・クルーズ


ノーザンテリトリーのダイナミックな自然を間近に感じられるのが、カカドゥ国立公園の湿地帯をガイド付きボートで行くクルーズツアー。雨季に増水した川の水位が乾季になり徐々に下がると平地にたまり、野生動物たちが川の周辺に広がる湿地帯に集まってきます。

ここで紹介するイエロー・ウォーター・クルーズは、手つかずのままの自然環境に生きる野生のクロコダイルやバッファロー、そして、無数に目にする珍しい野鳥たちの姿を目の当たりにできる貴重な体験ができるアクティビティ。コースは1時間半と2時間のものがあり、ほぼ毎日運航しています。

ガジェット通信取材班が参加したのは6時台に出発する早朝のクルーズでしたが、人気のこのクルーズは参加者がいっぱい。船の座席は早いもの順なので、いい席を確保するには早めに集合場所へ行った方がよいでしょう。

ここは野鳥たちのパラダイス。エサが豊富で水に恵まれた乾季のクルーズでは、園内の地名にもある象徴的な鳥、ジャビルー(セイタカコウ)やカワセミ、トサカレンカクといった水鳥や、シロハラウミワシなどの猛禽類の姿を見ることができます。



そしてノーザンテリトリー名物のクロコダイル! 気温の上がる日中は水の中にもぐってしまうことの多いクロコダイルたちですが、早朝や夕暮れ時なら岸辺にいる姿や泳ぐ姿を目にすることができます。運が良ければ獲物を捕るクロコダイルに遭遇することも! ノーザンテリトリーの全行程の中でも、イエロー・ウォーター・クルーズでのクロコダイルの遭遇率はダントツに高く、大満足&大興奮でした。



また、このツアーでは、クルーズ後の遊歩道散策とGagudju Lodge Cooindaの朝食がセットになっていました。朝食を食べていると、すぐ近くに日本では見かけない珍しい野鳥たちがやってくることも。



貴重なアボリジニの壁画と岩山からの絶景を楽しむ隠れた名スポット ウビル


大昔にアボリジニの先祖が彼らの神話(ドリーム・タイム)伝承のために岩壁に描いたロック・アートと、岩山の山頂から自然の絶景を楽しめるのがウビル。カカドゥ国立公園を始めとする多くの国立公園は、5万年以上も前から代々その土地に暮らしてきたアボリジニのオーナーによって管理されており、彼らは土地を訪れる訪問者を受け入れ、その貴重な文化を紹介しています。ウビルやノーランジーなど、カカドゥ国立公園では、2万年以上前に描かれたとされる貴重なロック・アートが今もなお良好な状態で保全され、間近に目にすることができるのです。

ウビルのアートサイトでは、1周1キロにわたって設置された遊歩道に沿ってロック・アートを見ることができます。アボリジニが暮らしていた足跡を残す手形、“レントゲン画法”と呼ばれる、骨格を描いたように見える手法で描かれた魚などは過去1500年以内に描かれた原始的なアート。中には、ブーツを履いてパンツのポケットに手を突っ込んでいる西洋人の姿が描かれた“コンタクトアート”と呼ばれるものもあり、こちらは過去300年以内に描かれたものとみられています。このように、古い絵の上に新しい絵が描かれ、ひとつの場所に混在しているのがここのロックアートの特徴。



獲った魚を盗まれ、盗人の一族に復しゅうを果たした漁師Mabuyuの姿を描いた絵や、クロコダイルに変身する能力を持ち、やがて人食いクロコダイルになってしまった姉妹Namarrgarn sistersの絵など、教訓を残すために描かれたロック・アートもあります。アボリジニの伝承や神話は「ドリーム・タイム」あるいは「ソング・ライン」と呼ばれ、その中に登場する“虹蛇(Rainbow Serpent)”を描いた絵も。このように、ロック・アートはアボリジニの生活や文化の形跡を残しただけでなく、文字を持たない彼らが何万年もの昔から過酷な自然環境の中で生き抜くための、大切な指南書の役割を担っているものなのです。


ロック・アートを見ていく順路に沿って岩山を登っていくと、頂上に絶景が待っています。ウビル・ロックの頂上からは、サバンナと湿地、巨大な岩山が混在する360°の不思議な光景を一望することができ、夕方には美しい夕焼けが楽しめます。


まるで子供のようにはしゃいでしまうガジェット通信取材班ですが、それぐらい気持ちのいい場所。アボリジニの人々の居住区でもあるウビルは、カカドゥ国立公園を訪れる際は是非足を運んで欲しい場所のひとつです。後ろの崖が切り立っていて危険! ということはありませんが、岩山で足元はそれなりに不安定なので、歩きやすい靴と服装で登り、良い子は真似しないように。



ノーランジー・ロックの雷男「ライトニングマン」に会いに行くく


ウビル同様、アボリジニのロック・アートを鑑賞できるのがノーランジー。ウビルと比べると、過去1000年以内と比較的新しいロックアートが残されていて、表現もより洗練された作品を見ることができます。1周1.5キロの遊歩道を歩きながら、ギャラリーにいるかのようにロック・アート鑑賞を楽しめるのが特徴。

アボリジニの民族楽器、ディジュリドゥの演奏に合わせてダンスを踊る人たちの絵のほか、「ライトニングマン」の呼び名で知られ、カカドゥを代表するアボリジニNamarrgon(マナルゴン)とその妻の絵、掟を破って兄妹で結ばれたNamarndjolgの絵、儀式の様子や魚が1か所に描かれたAnbangbang Galleryなど、より物語性を感じさせるロック・アートがズラリ。

Namarndjolgの妹がむしり取ったNamarndjolgの髪飾りを二度と同じ過ちを犯さないように置いたと言い伝えられる岩山など、物語のスケール感も壮大に。こうして自分たちがタブーを犯したことを知らしめた妹は、後に虹蛇になったのだそうです。素朴で原始的なウビルのロック・アートとは異なり、アボリジニ文化のより深い部分に触れた気持ちになります。

ここでもサバンナや周りの岩山が見渡せるビューポイントがありますが、少し下ったところにあるアンバンバン・ビラボンからノーランジーを見上げる風景がオススメ。

さらに壮観なカカドゥを空から体験! ヘリ空撮を敢行!


さらにガジェット通信取材班は、ヘリコプターに乗って上空からカカドゥを撮影する空撮にも挑戦。熱帯雨林、渓谷、湿地帯など変化に富んだ国立公園の様子を空から確認することができました。

今回チャーターしたヘリは5人乗りのサイズ。なんと運転席とその隣の前方席はドアがなくむき出し! そこで果敢に撮影に挑んだwosa記者の雄姿をご覧ください!



カカドゥ国立公園内にあるジャビルー空港を飛び立ったヘリは、ロックランドと呼ばれる岩山のエリアを経由してイースト・アリゲーター・リバー上空、マジェラ湿地帯上空を通過、空港に戻るルートを飛行。サバンナ~岩山~サバンナ~川沿いの熱帯雨林~サバンナ~湿地帯と、エリアごとにダイナミックに移り変わる様子が見られます。








45分間のフライトでしたが、カカドゥ国立公園のスケールの大きさを空から見ることでさらに実感し、世界複合遺産に指定されている理由がよく分かりました。今回体験したノース・オーストラリアン・ヘリコプターズ社(North Australian Helicopters)は、観光用ヘリツアーも催行しているので、空からカカドゥを眺めてみたい人は是非!

カカドゥ国立公園はダーウィンからの日帰りツアーがありますが、楽しみ尽くすには日帰りではちょっと厳しい! これから行ってみようという皆さんは、是非日程に余裕を持って訪問することをオススメします。

ワイルドリゾートGagudju Crocodile Holiday Inn(ガガジュ・クロコダイル・ホリデイ・イン)はカカドゥの観光拠点


数日滞在してカカドゥを思いっきり楽しむなら、宿泊先としてオススメしたいのが、ガジェット通信取材班も1泊したGagudju Crocodile Holiday Inn(ガガジュ・クロコダイル・ホリデイ・イン)。先ほどの空撮でバッチリ全景をとらえられたのですが、なんとこのホテル、クロコダイルの形をしたホテルなのです。

ジャビルーにあるこのホテルは、カカドゥ観光の拠点に最適なロケーション。クロコダイルの口の部分が入り口になっていて、中に入るとクロコダイルのはく製が飾られたロビー。食道をイメージした通路を奥に進むと、胃袋の部分に食堂(レストラン)とプールがあるというシャレの利いた構造。手足の部分は客室のある2階への階段になっていて、夜には目が赤く光っちゃったりするんです。





プールのある中庭をぐるりと囲むように配置した客室は、ワイルドな立地ながら広々としたリゾートホテルの風情でとても快適。

食事にもワイルドな趣向を凝らしています。ランチにはクロコダイル肉の入ったニョッキ、カンガルー肉のサテ、ディナーにはカンガルーのカレーなどをいただきました。どれもおいしかったですよ!



おまけ:旅情あふれるロードハウス Bark Hut Inn


カカドゥ紹介のおまけとして、ロードハウスのBark Hut Innをご紹介します。ダーウィンから車で3時間ほどかかるカカドゥまでの道のりで、オプショナルツアーなどでよく休憩所に使われる場所で、オーストラリア開拓時代を思わせる雰囲気の、なんとも旅情を感じさせるスポットです。

Bark Hut Innは、宿泊施設、バー、レストラン、売店、ガソリンスタンドとして利用できるロードハウス。水牛やクロコダイルのはく製が飾られていてワイルドな雰囲気ですが、中は平和そのもの。オーストラリア人に人気の魚、バラマンディをカカドゥで釣り上げた釣り人たちが釣果を競っていたり、地元に根付いた社交場となっているようです。売店ではトップ・エンドならではのお土産が充実していて、中にはクロコダイルとバラマンディが描かれたトレーラーのラジコン(!)も。荷物になるのであきらめましたが、ちょっと欲しかったです……。





日本ではあまり知られていないオススメスポット! ローカル・ファミリーにも人気のリッチフィールド国立公園


最後に、トップ・エンドで忘れてはいけないオススメの観光スポット、リッチフィールド国立公園をご紹介します。記事冒頭でも触れたように、今年8月には『トリップアドバイザー』の「10 natural swimming pools」に選出されたリッチフィールド。熱帯地方のノーザンテリトリー北部に位置し、ダーウィンからアクセスしやすいことから、天然のプールで泳げる観光スポットとして地元オージーたちからも人気を集めています。ガジェット通信取材班は3か所の滝を訪れました。

駐車場から140段ほどの階段を下りてたどり着く渓谷がFlorence(フローレンス)の滝。熱帯雨林の中にあるちょっとした秘境ムードがただようスポットです。滝つぼでは気持ちよさそうに泳ぐ観光客の姿が。でも我々は水着を持って行っていなかったのです……泳げばよかった。

駐車場から遊歩道を歩いて展望台から見下ろせるのがTolmer(トルマー)の滝。ここには希少種のコウモリなどが生息するため、滝つぼへの立ち入りは禁止されています。遊歩道から展望台までは見晴らしがよく、ハイキング気分で歩くのに最適。

Wangi(ワンギ)の滝は、駐車場からも近く最もアクセスしやすい滝。滝つぼは広く開けているので、だれでもプール感覚で気軽に泳ぐことができます。近くにはカフェもあり、食事や休憩にも便利。巨大なハンバーガー、おいしかったです。




* * * * *

全3回にわたって、前代未聞の大ボリュームでお届けしたガジェット通信のノーザンテリトリー観光レポートは、いかがだったでしょうか? トップ・エンドの穴場リゾートやユニークな大自然、アボリジニの深遠な文化など、オーストラリアのノーザンテリトリーには、有名なウルル(エアーズロック)だけでなく、まだあまり知られていないけど魅力的な観光エリアが他にもたくさんあるということがお分かりいただけたと思います。

ノーザンテリトリー政府観光局は、2月下旬までオリジナルガイドブックの全員プレゼントや抽選でオーストラリアドルのトラベラーズチェックが当たる『未知が、満ちてる。』ノーザンテリトリー・ツアー・キャンペーンを実施中。2014年の海外旅行の計画を立てている人は、いちどチェックしてみてはいかが。キャンペーン情報およびノーザンテリトリーの観光やアクセスの詳細情報は『All About』のキャンペーン特設ページをご覧ください。2013年12月20日からスタートの『未知が、満ちてる。』ノーザンテリトリー・キャンペーンサイトはこちら。

関連サイト:
「未知が、満ちてる。」さあ!オーストラリアノーザンテリトリーの旅へ! (All About)
http://allabout.co.jp/1/236556/1/product/236556.htm[リンク]

アウトバックの休日 | ウルル | ダーウィン | アリススプリングス | ノーザン・テリトリー、オーストラリア
http://www.australiasoutback.jp/[リンク]

AAT Kings
http://www.aatkings.co.jp[リンク]

Kakadu National Park
http://kakadu.com.au/[リンク]

Litchfield National Park
http://www.parksandwildlife.nt.gov.au/parks/find/litchfield#.UpbhpcRdXAY[リンク]

Yellow Water Cruise
http://www.gagudju-dreaming.com/Cruises.aspx[リンク]

North Australian Helicopters
http://northaustralianhelicopters.com.au/[リンク]

Gagudju Crocodile Holiday Inn
http://www.gagudju-dreaming.com/Gagudju-Crocodile-Holiday-Inn/Overview.aspx[リンク]

Bark Hut Inn
http://www.barkhutinn.com.au/[リンク]

協力:ノーザンテリトリー政府観光局

撮影:wosa

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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