ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

産まれない…「不育症」の基礎知識

DATE:
  • ガジェット通信を≫

妊娠はするものの、流産や死産を繰り返す「不育症」。妊娠自体が叶わない不妊症に比べると認知度は低いが、2011年に厚生労働省研究班が算出した統計では、年間でおよそ3万人もの人が発症していると推測されている。血液凝固の異常や子宮の形状、内分泌に問題があったり、夫婦どちらかの染色体に異常があったりと、原因は様々。夫の理解がなくひとりで悩んだり、知識がないために治療を受ける機会に恵まれず、妊娠のたびに悲しい思いをする女性が多くいるという。一体、不育症とはどんな症状なのか。厚生労働省研究班の代表・齋藤滋先生に伺った。

【大きな図表や画像をもっと見る】

「はっきりした定義はまだ定められていませんが、2回以上連続した流産や死産があれば、一般的に不育症と診断します。妊娠22週以降の死産や、生後1週間の新生児死亡も含め、広い意味で用いられる呼称です。第一子を問題なく出産した後、2人目以降の妊娠で見つかることもあります」

血液や子宮などの検査でリスク因子を調べれば、次回の妊娠に向けて適切な対策ができる。ただし、特別のリスクがなく、偶発的な流産を繰り返している場合もあるのだとか。また、治療費は病院によって異なり、検査の一部は保険の適用外なので費用がかさむことも…。ただし、保険で認められる薬が増えるなど、経済的な負担はやや軽減されつつある。

認知度アップのために活動する「不育症そだってねっと」の代表・工藤智子さんによると「本人や家族にとっては、精神的なプレッシャーもかなりのもの。周りの理解不足や『妊娠すれば当たり前に出産できる』という雰囲気に傷つく女性もいます」とのこと。

現状で予防策はないが、心当たりがあるなら早めの検査が肝心。正しい知識を持ち、いざというときは病院を頼りながらケアすることが、よい夫の務めですよ!
(菅原さくら/アバンギャルド)
(R25編集部)

産まれない…「不育症」の基礎知識はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

(web R25)記事関連リンク
「男性不妊」意外な治療法って?
男性10人に1人 精子に問題アリ
子どもの病気、大人は大病の理由
L25世代が受けたい“検診”は?
R25をオフラインで読める無料アプリ(外部サイト)

カテゴリー : 未分類 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP