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柔軟剤ブームの陰で“香害”の恐怖

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国民生活センターが先日、柔軟仕上げ剤の香りに関する相談が急増していると発表した。問い合わせ事例として、頭痛や吐き気を引き起こす「化学物質過敏症」に言及するケースも紹介されている。

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「そうした苦情が顕在化したのは、香料を含む柔軟剤や整髪料などがブームとなり、使用者が増えたことが一因でしょう。毎日同じ香りを身につけている使用者は自分の匂いに慣れ、使う量が増えてしまいがちなので、気付かぬうちに過度な“臭い”になってしまっているのでは? 正しい使用量を守れば、基本的には問題ないはずですよ」

と、教えてくれたのは、香りや嗅覚の研究をしている文京学院大学の小林剛史教授。嗅覚は生理的な影響を及ぼすこともあり、人によっては自分の嫌いな香りをキャッチすると冷や汗が出たり、血圧が上がったりするケースもあるのだそう。また、“不快な臭い”だと感じることで血中にストレスホルモンが分泌され、その状態が長く続けば体調不良を引き起こす可能性も。化学物質過敏症などでなくとも、本人にとって嫌な臭いを嗅ぐことは、精神的にも肉体的にもマイナスのようだ。では、一体どうすればそんな事態を防げるのだろうか?

「香りに対する快・不快は本人の記憶や経験、文化差によるところが大きく、一概に嫌われやすい香りを予測することはできません。自分が加害者にならないためには、柔軟剤でも香水でも適量を守って使うこと。また、日本では欧米ほど香りを身にまとう文化が定着していないので、そもそも人工的な香りに抵抗がある人も少なくない、ということを心に留めておきましょう」

いくら自分の大好きな“匂い”でも、人によっては“臭い”と感じることもある。周囲を不快にさせないためにも、マナーを守って香りを身につけたいものですね。
(菅原さくら/アバンギャルド)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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