ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

オーストラリア・ノーザンテリトリー観光レポート ダーウィン周辺:大人の穴場リゾート編

DATE: BY:
  • ガジェット通信を≫


オーストラリア注目の観光エリア“ノーザンテリトリー”の魅力をお伝えしていくシリーズ企画。第1回「エアーズロックが迎えるレッドセンター編」に続き、これから2回に分けて州都ダーウィンやカカドゥ国立公園、リッチフィールド国立公園などを擁する北部の“トップ・エンド”を、ガジェット通信取材班が実際に現地を訪れたレポートを中心に紹介していきます。

ノーザンテリトリーの詳細情報はコチラもご覧ください。

アウトバックの休日 | ウルル | ダーウィン | アリススプリングス | ノーザン・テリトリー、オーストラリア
http://www.australiasoutback.jp/[リンク]

旅の始まりはノーザンテリトリーの玄関口 ダーウィンから

手つかずのままのワイルドな大自然の魅力が語られることが多い一方で、実は洗練されたリゾート地でもあるノーザンテリトリー。第2回の記事ではリゾートとしての魅力にフォーカスして見どころを紹介していきます。まずはノーザンテリトリーの州都ダーウィンについて。


ダーウィンはオーストラリア最北の寄港地として1869年に開かれた街で、1870年代初頭に、パイン・クリーク近くで金鉱が発見されたことから急速に人口が増加し、今では観光や行政、ビジネスの拠点となるノーザンテリトリーの玄関口となっています。シドニー湾の約2倍の湾に面し、熱帯ムード漂う現代的な街、ダーウィンは、毎年多くのクルーズ船を迎え入れるなど観光も盛んですが、「ダーウィン」の地名は、この入江を発見したジョン・ストークスらが、この一帯を友人であり進化論で知られるチャールズ・ダーウィンの名前にちなんで「Port Darwin」と名づけたことに由来しています。

日本からのアクセスは、シドニー、ケアンズやシンガポール、マニラ経由の便を利用できます。ガジェット通信取材班はJetStarを利用したマニラ経由の便でダーウィンに到着。乗り継ぎを入れても10時間半程度の距離で、時差は+30分と少ないため、出発したその日のうちに到着することができます。熱帯雨林気候のダーウィンは年間を通して30℃以上と気温が高く、訪問した10月上旬でも日本の真夏のような暑さでした。トップ・エンド観光のベストシーズンは4~10月の乾季。11~3月は雨季となり、雨による増水のためアクセスが制限される場所も出てくるのでご注意を。

実は日本とダーウィンとのかかわりは深く、過去には日本人による真珠漁が盛んだったり、現在では日本企業の国際石油開発帝石(INPEX)によるLNG(液化天然ガス)開発プロジェクトが進行中。第二次世界大戦時には日本軍がPort Darwinを空爆したという歴史もありますが、自国を守るために戦ったことに対して現地の人たちのマイナス感情はなく、戦後に日本企業の藤田サルベージが沈められた船の残骸の引き揚げ事業を担当したことから、日本人の勤勉さが評価されているそうです。

このダーウィンを中心に滞在し、ガジェット通信が訪れたリゾートスポットを紹介していきましょう。

編集部イチオシ! 大自然と触れ合うラグジュアリーリゾート Wildman Wilderness Lodge


最初に紹介するスポットは、「大人の穴場リゾート」のテーマにふさわしい、編集部イチオシのリゾート。ダーウィンとカカドゥ国立公園の中間にあり、ダーウィンから車で約2時間半と、大自然の真ん中にありながら好アクセスな立地のリゾートホテル“Wildman Wilderness Lodge”です。「ワイルドな荒野のロッジ」といういかつい名前からは想像できませんが、ここは大自然に触れつつゆったりした時間を過ごせる大人のリゾートなのです。

特徴的なのが、宿泊するコテージ。取材班は空調完備のキャビンタイプの部屋に宿泊しましたが、よりワイルドなサファリテントタイプの部屋も用意されています。一歩外に出ればワラビーや野鳥と出会える大自然が待っていますが、部屋の中にいると周囲には湿地帯が広がる熱帯地域のコテージとは思えない快適さ! 海でも山でもなく、国立公園内にある高級リゾートというのがなんともぜいたくです。



ホテルから大自然を堪能できるさまざまなオプショナルツアーが出ているのも特徴。マリーリバー国立公園の湿地帯を船で進むクルーズで野鳥や野生のワニと遭遇したり、熱帯地方でしか見ることのできない植物を鑑賞した後は、4WDの車で湿原に踏み込み、夕陽とともにシャンパンを楽しむなど、他では決して体験できないダイナミックでぜいたくな自然の楽しみ方を提案してくれます。




メインロッジの屋外には大きなソファが置かれ、夕食までの時間、ここでゆっくりとお酒を楽しんだり、日が沈んだ後には満天の星空を鑑賞することができます。見上げれば鮮明なミルキーウェイ!


食事も豪華。テラスでいただいたランチではオーストラリアでポピュラーな魚として知られる淡水魚、バラマンディのフライやソテー、ステーキなどを堪能。ディナーではおいしいラムなどをいただきました。食後は部屋で過ごしたり、メインロッジのバーでくつろいだり。バーではWi-Fiもつながります。




最高の夕陽と異国情緒を楽しむ ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット


トップ・エンドの観光では、活気あふれるマーケットをのぞいてみるのがオススメ。中でも、4~10月の乾季にトップ・エンドを訪れる人は、ダーウィン市街地に近いミンディル・ビーチで毎週木曜と日曜に開かれるミンディル・ビーチ・サンセット・マーケットは必見です。海に沈む美しい夕陽とここでしか手に入らないローカルプロダクト、屋台、ストリートパフォーマンスなどが魅力のマーケットを楽しむことができます。

日没の時刻が近づくと、砂浜にたくさんの観光客が集まってきます。マーケットで買った飲み物や食べ物を手に思い思いに楽しむ人たち。取材時にはちょっと雲がかかっていたのが残念ですが、朱色に輝く水平線や夕闇の青が徐々に空を染めていく様子をじっくり眺めることができました。個人的には夕陽を見るなんて本当に久しぶりです。


インドネシアやパプアニューギニアにも近いダーウィンは、オーストラリアで最も多彩な文化が共存する街でもあります。マーケットではタイやベトナムなど各国のエスニック料理の屋台が並び、どこの国にいるのか分からない状態に。どれを食べようか目移りしてしまいます。筆者はタイのパパイヤサラダと中華のチキンをいただいて満腹に。アクセサリーや衣類、土産物などの屋台も軒を連ねているので、おなかがいっぱいになったらショッピングを楽しみましょう。ショッピングには地域通貨のミンディル・マネーを利用します。1点、注意したいのが、マーケットは公道の上で開かれているので飲酒やアルコールの販売や持ち込みは禁止。飲みたい気持ちをぐっとこらえて、ソフトドリンクで楽しみましたよ!



火を使ったジャグリングを披露する一団に、日本人パフォーマーの姿が。世界各国で活躍するジャグリングアーティストのSHINさんに、ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケットの魅力を聞いてみました。「マーケットが始まると、“どこにこんな人おったんや”と思うぐらい人が集まりますよね」とSHINさん。ガジェット通信取材班をアテンドしてくれた、ガイドのMIEさんもここの魅力にとりつかれた日本人の1人。「まだ日本で働いている頃に初めてミンディルの夕陽を見たとき、絶対ダーウィンに戻ろうって思ったんです」。その後、旅行会社のAAT Kings社でノーザンテリトリーの現地ガイドになったというのですから、どれだけここで見る夕陽が美しいのか想像できるのではないでしょうか。

ダーウィンのウォーターフロントエリアは最先端のシティリゾート


ダーウィンの市街地は海から少し高台に上がった場所にあるのですが、現在、再開発中のウォーターフロントエリアは注目の大人のシティリゾート。きれいなホテルやレストラン、商業施設、コンベンションセンターが集まるダーウィンの新しい観光スポットとしてカップルやビジネスマンなどでにぎわいをみせています。

ガジェット通信取材班は、Vibeホテルに宿泊。部屋はオーシャンビューで、プールも完備した快適なリゾートホテルです。ビーチにも歩いて行ける好ロケーション。


海との境にネットが張られたビーチは人口の砂浜で、芝生の上で日光浴したらすぐに海に飛び込めるという都会的な作りですが、この辺りは時にワニが出没するため、基本的には海での遊泳は禁止。また、すぐ近くには最大で高さ1.7メートルの波を起こせるプール施設ウェーブ・ラグーンがあり、浅いプールで遊ぶ小さな子供やお年寄りから、ブギーボードを楽しむ大人まで幅広い人たちが訪れにぎわっています。


このエリアで食事を楽しむならシーフードがオススメ。ガジェット通信取材班はil lidoでオイスターや珍しい白身のサーモンのフィッシュ&チップスをいただきましたよ!

興奮のアクティビティ クロコザウルス・コーブ


ノーザンテリトリー名物の生き物といえばワニ(クロコダイル)! 湿地帯には淡水クロコダイル、ビーチには海水クロコダイルと、ノーザンテリトリーの至るところで目にすることができます。特に海水クロコダイルの中には5メートル以上に巨大化した恐竜サイズのものも。ダーウィン市街地には大小のクロコダイルを展示して、その生態に触れることができるアトラクション施設“クロコザウルス・コーブ”があります。

筆者はクロコダイルの餌やりにチャレンジ。生肉をぶら下げてクロコダイルの鼻先に近づけると、それまでおとなしかったクロコダイルが「カポッ!」とすごい音でかみつき、巨大な体で水中に引き込もうとします。体が持っていかれそうで超スリリングな体験でしたよ!



1メートル程度の小さいサイズのクロコダイルに餌やりできるコーナーも。大量にいるクロコダイルにちょっとギョっとしますが、エサを食べようと飛び上がる姿はなんともカワイイ。


さらにリアルな体験がお望みの方は、水着でケージの中に入ってワニを間近に観察できるアトラクション“Cage of Death”はいかが。B級パニック映画のワンシーンのような体験ができます。

ほかにも、赤ちゃんクロコダイルと記念写真を撮ったり爬虫類や魚たちと触れ合ったり、刺激的な体験が盛りだくさん。帰りにはショップでクロコダイルグッズ盛りだくさんのショッピングを楽しめます。




大陸縦断するなら豪華特急ザ・ガン


旅のロマンを満喫するなら、オーストラリア大陸を縦断する豪華特急“ザ・ガン”を利用してみるのもオススメ。オーストラリア開拓時代に、砂漠を縦断する交通手段としてアフガニスタンやパキスタン、インドから連れてこられたひとこぶラクダのラクダ遣いたちを「アフガン」と呼んでいたことにちなみ、「アフガン(Afghan)」の「ガン(Ghan)」を取って名づけられた特急列車です。当初は、開拓者たちの交通手段として利用されていましたが、その後、観光用の豪華列車に姿を変え、今ではノーザンテリトリーを旅する際の人気アトラクションとなっています。今回の取材では実際に乗ることはできませんでしたが、出発前の車内を特別に撮影させていただきました。

ザ・ガンは、ダーウィンからオーストラリア南岸の都市アデレードまでの2979キロを結ぶ特急列車で、ダーウィンとアデレート間を週2回の頻度で往復しています。途中キャサリンやアリス・スプリングスを経由して2泊3日の行程でアデレードに到着します。大陸縦断の列車の旅……ロマンがありますよね。このまま乗って旅に出たかった。


客室クラスは、フルサイズのシャワールームとトイレ、フルサイズのダブルベッドまたはツインベッドを装備した広々とした客室で専任スタッフによるサービスを受けられるプラチナクラス、シングルルームに加え、日中は3人掛けソファー、夜間は2段式ベッドが利用できるゆったりとした広さのツインルームの2タイプの部屋があるゴールドクラス、そして、リクライニングシートに座るレッドクラスの3タイプ。ダーウィンからアデレードまで、プラチナなら大人1人3000オーストラリアドル以上、ゴールドなら大人1人2000オーストラリアドル以上、レッドでも大人1人800オーストラリアドル以上と、料金もなかなかの豪華さですが、11月1日~翌3月31日のローシーズンの利用や6か月前までにチケットを予約すると割引料金での購入も可能。飛行機での移動では決して味わうことのできない、ぜいたくな陸路の旅を体験してみるのもよいのでは。



歴史と人々の活気に触れるダーウィン市街地


「大人の穴場リゾート編」の最後に、ダーウィンの市街地をご紹介しましょう。観光だけでなくビジネス、行政の面でもノーザンテリトリーの中心であるダーウィン市街地は、第二次世界大戦時の爪痕やイギリス統治時代の名残を残す古い建物と、今日も開発が進む近代的な建物が共存するエリア。経済的な活況が街に活気をもたらしていて、今ではオーストラリアで最も雇用を生んでいる街とも言われています。

ガジェット通信取材班はMantra Pandanas DarwinとHilton Darwinに宿泊。部屋にキッチンもあって滞在型のMantra Pandanas、ダーウィンに2つある5つ星ホテルのひとつ、Hilton Darwin、いずれも洗練された快適なホテルです。



食事に訪れたのは、Hanuman Thai Restaurant。タイ料理をアレンジしたエスニックレストランで、インド神話に登場するハヌマーンがトレードマーク。シーフードを中心に、オシャレでおいしいディナーをいただきました。



1902年から残る古い教会、テラスから海を臨めるノーザンテリトリー州議事堂など、建物を見て周るのも楽しいですが、街を歩くとカフェやバーは人であふれてどこもにぎやか。熱帯気候なので日中は常に暑く、ついついビールが進みます。





商業施設が集まったスミスストリートモールには、70年代まで社交場として栄えた“スターシアター”の跡地があります。シアターを建設したハロルド・スネル氏は、「ダーウィンには未来がある」とこの街を表現し、この地に劇場であり社交場であるスター・シアターを作ったのだとか。これからさらに活気に満ちていきそうなダーウィンには、筆者も「未来がある」という印象を強く持ちました。

次回はトップ・エンドの大自然にフォーカスして、湿原や熱帯雨林の大自然とアボリジニの文化に触れられるカカドゥ国立公園、野鳥や植物、ワニを目撃するクルーズ、注目スポットのリッチフィールド国立公園などを紹介していく「世界遺産・国立公園満喫編」をお届けします。お楽しみに!

ノーザンテリトリーの観光やアクセスの詳細情報はノーザンテリトリー州観光局の公式サイト(http://www.australiasoutback.jp/)をご覧ください。

関連サイト:
「未知が、満ちてる。」さあ!オーストラリアノーザンテリトリーの旅へ! (All About)
http://allabout.co.jp/1/236556/1/product/236556.htm[リンク]

AAT Kings
http://www.aatkings.co.jp[リンク]

Wildman Wilderness Lodge
http://www.wildmanwildernesslodge.com.au/[リンク]

Mindil Beach Markets
http://www.australiasoutback.jp//darwin-and-surrounds/events/mindil-beach-sunset-markets.aspx[リンク]

Vibe Hotel Darwin – Vibe Hotels
http://www.vibehotels.com.au/hotels/northern-territory/darwin/vibe-darwin/[リンク]

Darwin Crocodile Park | Crocosaurus Cove | In the heart of Darwin City
http://www.crocosauruscove.com/[リンク]

Train Adelaide to Darwin | The Ghan | Great Southern Rail
http://www.greatsouthernrail.com.au/site/the_ghan.jsp[リンク]

Mantra Pandanas | Darwin Hotels, Northern Territory | Mantra Hotels
http://www.mantra.com.au/northern-territory/darwin-and-surrounds/darwin/accommodation/hotels/mantra-pandanas/[リンク]

Darwin Hotels | Hilton Darwin | Darwin, NT
http://www3.hilton.com/en/hotels/northern-territory/hilton-darwin-DRWHDHI/index.html[リンク]

Hanuman Restaurant : Darwin, Alice Springs and Cairns
http://www.hanuman.com.au/[リンク]

協力:ノーザンテリトリー政府観光局

撮影:wosa

shnskの記事一覧をみる ▶

記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP