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「甲子園を目指さない野球部」とは?

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日本シリーズも終了し、早くも来季へ動き出したプロ野球。先日のドラフト会議では、「1試合22奪三振」の甲子園大会記録を持つ松井裕樹選手に5球団が競合した。野球少年の夢・ドラフト指名への近道が「甲子園出場」なのは間違いないが、近い将来、別の選択肢が加わるかもしれない。

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というのも、10月2日、芦屋大などを運営する学校法人芦屋学園が、芦屋学園中・高校に来年4月、高野連に所属しない=「甲子園を目指さない野球部」を創設することを発表し、話題を集めているのだ。その真意とは? 今後の具体的な計画は? 芦屋学園に聞いてみた。

「Yahoo!ニュースに掲載されて以降、メディアはもちろん、一般の方からもお問い合わせが多いですね。高野連さんからのクレームですか? もちろんありません」

答えてくれたのは芦屋学園広報課の西田健一氏。しかし、一般の高校の野球部は、高野連の管轄のもと公式戦を行っているはず…。どのように活動していくのだろう。

「関西独立リーグ『兵庫ブルーサンダーズ』傘下の『育成軍』(三軍)として活動することになります。『育成軍』は、社会人クラブや専門学校等との『チャレンジリーグ(仮称)』を組織し、実戦経験を積む予定です。同世代と競い合うことは従来の高校野球に比べ少ないかもしれませんが、違った世代の選手たちと切磋琢磨する機会が増えることにメリットを感じています」

また、現在高野連の規定で原則禁じられている「プロ野球選手、OB、プロ野球関係者からの指導」を直接受けられることも大きなメリット。指導するのは、日本ハム・阪神で活躍した片岡篤史氏だ。

「片岡さんは今年2月に芦屋大学客員教授に就任されたご縁もあってお願いすることになりました。片岡さんが週1、2回指導し、それ以外はブルーサンダーズの監督コーチ陣が巡回指導する予定です」

甲子園常連校からの編入希望の声も…という一部報道があったが、実際のところはどうなのか?

「確かにお問い合わせはありましたが、基本的に芦屋中学、または芦屋高校への新入生としての募集を予定しています。人数は特に定めず、実技試験もありません。野球の好きな子どもたち、また保護者の方々にとって選択肢のひとつになればと思っています。この取り組みの中から、将来プロ野球やメジャーリーグの選手が育っていけばうれしい限りですが、プロの道に進まなかったとしても、例えば芦屋大学に進んで教員を目指すとか、スポーツビジネスの世界に進むとか、機会と教育の場を提供できればと望んでいます」

今年の年末から新入生の募集を開始するとのことで、「甲子園を目指さない野球部」にどれだけの入部希望者がくるのかは未知数だが、現在の高校野球のあり方に一石を投じる取り組みとして、今後ますます注目が集まりそうだ。
(オグマナオト)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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