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雑な手洗いは逆効果になる?

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外から帰ってきたら手を洗う。トイレから出る時には手を洗う。…これらは僕らが小さな頃から教わってきた、ごく当たり前の習慣だ。

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ところが最近、一部のメディアで「中途半端な手洗いは逆効果になるので要注意」と紹介されたことが、ネット上で話題になっている。なんでも、ささっと水にさらすようなテキトーな手洗いでは、指のシワの間にひそむ雑菌を、かえって表出させてしまう可能性があるのだという。

ますます風邪のウィルスが跋扈するであろうこれからの季節。あらためて新宿ライフクリニックの須田隆興先生に真相を確かめてみた。

「よほど特殊なケースでなければ、手洗いという行為自体が逆効果になることはないと思います。皆さんが思っている以上に、手洗いというのは感染症予防のために大きな意味を持っていますから、ぜひとも意識的に丁寧な手洗いを心がけるべきでしょう」

手洗いとは本来、接触感染経路を遮断するために非常に効果的かつ手軽な手段なのだと須田先生は解説する。ただし、逆効果とはいわないまでも、雑な手洗いでは衛生面での効果を得られない可能性はあるという。

「よくあるのは、そもそも水やタオルが不衛生である場合などですね。風邪はもちろん、近年猛威を振るっているノロウィルスなどは、接触感染という、人と人とが触れ合うことで拡大していくもの。たとえばトイレで排泄したあと、ウィルスが付着した手を洗浄しないまま誰かと握手をし、その相手が手づかみでハンバーガーを食べるようなことがあると、経口感染が発生します。こうした感染を手洗いで根本から断つことは重要でしょう」

ウィルスは感染した瞬間に何らかの症状を発症するとはかぎらない。つまり、知らず知らずのうちに自分が保菌者となっている可能性は、乾燥する秋冬の時期はいっそう高まるわけだ。

大きなプロジェクトを前にチーム全員が一斉にダウン…なんて惨事にならぬよう、一人ひとりがしっかり手洗いの習慣をつけることは、やっぱり大切なことなのだ。
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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