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広末涼子が感激!稲垣吾郎の包容力

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「ストーリーは素晴らしいのですが、死と向き合う物語なのですごく踏み切りづらいですし、観る人の心情を考えると、出演を躊躇(ちゅうちょ)してしまう部分は確かにありました。悩んでいたら、監督が『震災の影響が残るなか、あえて一番身近な人の死を通して、命の重さを観客に届けたい』という内容のお手紙を下さったんです。その言葉に背中を押されて、出演を決意しました」

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広末涼子さんの主演映画『桜、ふたたびの加奈子』がこのたびBlu-ray&DVD化された。演じるのは娘を事故で失った母親、容子。悲しみに暮れるあまり、いつしか娘の生まれ変わりを願い、それを信じてしまうのだ。

「夫の信樹を演じた稲垣吾郎さんにすごく助けていただきました。ご一緒するシーンが多かったのですが、こんなにも容子の気持ちをくんでお芝居してくださるんだって。包容力のある旦那さんですが、演技上でも安心感がありました。稲垣さんも、あえて作業着を着たり、コーヒーではなくお茶にしたりと、役作りの苦労はとてもあったようです」

夫婦が娘の死に直面し、それに向き合い、やがて乗り越えていくヒューマンドラマ。…ではあるものの、一方で本作は“奇跡”を描く作品でもあるのだ。

「(容子の娘で、事故死した)加奈子の姿が見えるとか、もっとファンタジーの要素があるのかなと思っていたのですが、そうではなかったんです。メインはやはり、すごく人間的な心情を描きます。とくに最後のシーンでの“会話”は、私が10代のころに感じた、感情があふれてくるような、芝居だけど芝居じゃないという感覚に陥りましたね」

まさに熱演。確かにやる側としても重いテーマで、観るにしても身構えるかもしれない。しかし、広末さん自身も「作品に関わることができて、得るものがとても多かった」と振り返るように、上質な脚本と絵づくりで、完成度の高い仕上がりになっている。

「じっくり観てほしいですね。すごく“仕掛け”の多い作品なので。それに、劇場だと嗚咽をこらえきれなくて大変だったと、私の周りのスタッフの方もおっしゃっていましたので」
(吉州正行)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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