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「死ぬほど腹が立つ」ことはある?

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日常会話のなかで、「死ぬほど悔しい!」とか、あるいは「死ぬほど腹が立つ」なんて表現を使うことがある。つまりは生命活動が停止してしまいそうなくらい感情が揺さぶられたことを表しているわけだが、実際に感情の起伏が心因性のショック死につながることなんてあり得るのだろうか…? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

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「不安や驚愕、あるいは強度の精神的ストレスなどが、神経原性ショックを引き起こす可能性があるのは事実なんです。ただし、神経原性ショックというのは本来、脳障害やせき髄障害などが原因で起こるものですから、純粋に心理面の作用だけで引き起こすような事態は、そうあるものではないのでご安心を」

つまり、僕らが日常的に心配しなければならないほどのリスクはない、ということ。ちなみに神経原性ショックとは、迷走神経の緊張が高まることで発症するもので、具体的には血圧が著しく低下し、意識を失ったりすることがあるのだと須田先生は解説する。

しかし実際には、長年医療の現場に携わる須田先生も、「あの患者さん、怒りすぎて神経原性ショックを引き起こしたらしいよ」などというケースに遭遇した経験はないという。

「神経原性ショックの症状は、数あるショック症状のなかでも、かなりマイルドな部類になります。それに、体の機能に問題があるわけではないので、回復しやすいのも特徴。つまり、神経原性ショックで死に至るようなことは、可能性として“ゼロ”とは言い切れないだけで、極めて珍しい現象といえるでしょうね」

いいかえれば、本当に死んでしまうほどの情動は、わざと起こそうとしても難しいだろう、とのこと。とはいえ、ストレスが万病の元であることに変わりはない。日々穏やか暮らせるに越したことはないのだ。
(友清 哲)
(R25編集部)

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