赤坂BLITZが揺れた! タワー新宿15周年SPライヴ〈15の夜。〉レポ

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タワーレコード新宿店のオープン15周年キャンペーン〈タワーレコード新宿店15周年感謝祭「15祭。」〉の一環として、10月18日に東京・赤坂BLITZで開催したライヴ・イヴェント〈15の夜。〉。そのレポートをお届けします!

 

DJ’TEKINA//SOMETHING a.k.a ゆよゆっぺ (Photo by 柴田和彦)

 

多くのオーディエンスが詰めかけたこの日のイヴェントには、独自のカラーを持つ新宿店ならでは多彩なアクトが登場。まずは、ラウド系のボーカロイド・ナンバーで頭角を現し、サウンド・プロデューサーとしても活躍するクリエイターのゆよゆっぺが〈DJ’TEKINA//SOMETHING〉としてさまざまなJ-POPナンバーのリミックスなどをスピン。会場からは1曲ごとに本気のコールやリアクションが飛び出し、開演前だというのにただならぬ熱気を感じさせます! そんななか「新宿2丁目からやって来ました~」という挨拶と共に、司会の小原たかきとマーガレットが前説で登場。ライトな下ネタも交えつつ(笑)安定感抜群のトークで会場を盛り上げます。

 

BABYMETAL (Photo by 柴田和彦)

 

そして場内が暗転するやいなや、フロアからは多くの〈メロイックサイン〉ならぬ〈フォックスサイン〉が挙がり、〈15祭。〉のメイン・キャラクターを務めるBABYMETALがライヴ・アクトのトップバッターとして登場! バック・バンドの〈神バンド〉を引き連れて彼女たちがステージに現れ、スラッシーな“BABYMETAL DEATH”でライヴをスタートすると、瞬く間にフロアはモッシュ・ピットと化します。続く“メギツネ”でも会場は大きく揺れ、“君とアニメが見たい~Answer for Animation With You”では怒号のような〈オイ!〉コールが発生。パーカーを着たYUIMETALとMOAMETALの2人がラップで魅せる“おねだり大作戦”、SU-METALを拝むようなお客さんも一体となってのヘッド・バンギングがバッチリだった“ヘドバンギャー!!”と続き、ラストの“イジメ、ダメ、ゼッタイ”では、客席中央に作ったスペースに目がけてオーディエンス同士が一斉に走り出し体をぶつけ合う〈ウォール・オブ・デス〉状態に! そんなカオティックなライヴが嘘だったかのようにキュートな「See You!」の決め台詞を残して、BABYMETALはステージを後にしました。

 

浮気者 (Photo by 柴田和彦)

 

次に登場したのは、SuGのフロントマンである武瑠がさまざまなクリエイターやアーティストとコラボレート(=浮気)するためのソロ・プロジェクト、浮気者。セクシーな女性ダンサー2人とDJをバックに現れた彼は、11月20日に発売となるミニ・アルバム『I狂U』のタイトル曲で、キレのある振り付けと妖艶なメロディーが印象的なダンス・チューン“I狂U”をパフォーマンス。MCではゆよゆっぺが『I狂U』に参加していることを告知し、彼が制作した“undermine”を披露します。ドラムン・ベース~ブロステップ風のサウンドどメタリックなギター・リフが絡み合い、ライヴ映えも最高! 最後は、バウンシーなヒップホップやメタル・コア的なサウンドで料理した黒夢“忘却の空”のカヴァーでシメ。わずか3曲ながら、浮気者のヴァラエティーに富んだ世界観が垣間見えるステージとなりました。

 

鬱P (Photo by 柴田和彦)

 

続いて、ラウド・ロック系のボーカロイド曲で人気を集める鬱P(ベース)が、DEATH姫(ヴォーカル)、大和(ギター)、隈(ドラムス)から成るバック・バンドを従えて登場。グラインド・コアばりの突進力と切ないサビメロが融合したピコリーモ“馬鹿はアノマリーに憧れる”でライヴの口火を切ると、「今日は時間がないんで4曲ぶっ続けでやって、ベビメタちゃんみたいにフレッシュでラウドなステージにしたいと思います!」との宣言通り、高揚感を煽るけたたましいシンセとブルータルなバンド・サウンドで“モンキーダンスの洗脳術”“骸Attack!!”を連発。その熱演を受けてフロアには再びモッシュ・ピットが出現します。「最初はね、どアウェイかと思ってたんですけど…こんなに暖かいとアレができちゃうかな?と思うんですけど」「みんな左回りで回ることってできますかね!?」と煽り、大きなモッシュ・サークルを生んだ“害虫”でフィニッシュ。圧巻のブラスト・ビートと共に嵐のように駆け抜けていきました!

 

ピエール中野 (Photo by 柴田和彦)

 

そして次に、凛として時雨のドラマーとして知られるピエール中野が現れ、まずはDJ機材と横並びに設置されたドラム・セットに着席。TVアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の主題歌“inner universe”に変幻自在のドラム・ソロを被せ、続いてでんぱ組.inc“でんでんぱっしょん”とPerfume“レーザービーム”も涼しい顔&超絶テクでキメまくります。DJブースに移った彼は、新宿店に行ったことがないというお客さんに「大至急行けー!!」と絶叫し、かつて自身がPerfume“ポリリズム”発表時のインストア・イヴェントでトートバッグを当てたエピソードを披露。「通えばいいことある!」との熱弁をふるっていました。DJタイムはタワーのイヴェントでは反則モノの“ミラクルショッピング ~ドン・キホーテのテーマ~”(!)に始まり、「今日は金曜日だから!」とのことで「ミュージックステーション」テーマ曲である松本孝弘“1090 ~Thousand Dreams~”、ラップまで完コピしてみせた嵐“A・RA・SHI”、「ドラゴンボールZ」でお馴染みの影山ヒロノブ“CHA-LA HEAD-CHA-LA”をスピン。みんなで〈Xジャンプ〉を練習して臨んだX JAPAN“X”まで、サーヴィス精神いっぱいのプレイをみせてくれました!

 

ニューロティカ (Photo by 柴田和彦)

 

そして〈15の夜。〉のトリを務めたのは、来年で結成30年を迎えるヴェテラン・ロック・バンド、ニューロティカ。「こんばんは~」とフロントマンのあっちゃんことアツシが巨人のような出で立ちで現れると、バンドはフレッシュなパンク・チューン“気持ちいっぱい ビンビンビン!!”を勢いよく演奏。あっちゃんが客席まで身を乗り出してオーディエンスにマイクを向けた“ア・イ・キ・タ”など、全身全霊のパフォーマンスで楽しませてくれます。彼の「俺、誰よりも年上だけど誰よりも動いてるよ!」という言葉には、会場から自然とリスペクトの拍手が。そこから自分たちの30周年に向けて作ったという“青春山脈”、“チョイスで会おうぜ”とスパートをかけ、本編ラストはお客さんが10代~50代に分かれてサビを合唱した“DRINKIN’ BOYS”。

 

左から、小原たかき、マーガレット (Photo by 柴田和彦)

 

熱いアンコールに応えて再登場した彼らは、「タワレコ新宿店15周年おめでとうございます!」との祝辞に続いて“絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ!”に突入。スペシャル・ゲストとしてステージに現れた小原&マーガレットの司会組、タワー新宿店の花野店長とスタッフ、何人ものあっちゃん風ピエロ(?)、そして会場中のオーディエンスと一丸となって盛り上がり、ハッピーなヴァイヴに溢れたイヴェントを見事に締めくくってくれました!

★〈タワーレコード新宿店15周年大感謝祭 怒涛のライブ15連発〉についてのニュースはこちらから
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〈タワーレコード新宿店15周年大感謝際スペシャル「15の夜。」〉@東京・赤坂BLITZ 2013.10.18
司会進行:小原たかき、マーガレット
DJ:DJ’TEKINA//SOMETHING a.k.a ゆよゆっぺ
【BABYMETAL】
1. BABYMETAL DEATH
2. メギツネ
3. 君とアニメが見たい~Answer for Animation With You
4. おねだり大作戦
5. ヘドバンギャー!!
6. イジメ、ダメ、ゼッタイ

【浮気者】
1. I狂U
2. undermine
3. 忘却の空

【鬱P】
1. 馬鹿はアノマリーに憧れる
2. モンキーダンスの洗脳術
3. 骸Attack!!
4. 害虫

【ピエール中野】
1. ドラムソロ
2. でんでんぱっしょん
3. レーザービーム
4. DJ TIME

【ニューロティカ】
1. 気持ちいっぱい ビンビンビン!!
2. ROCK酒場でROCK! ROCK! ROCK!
3. ア・イ・キ・タ
4. 青春山脈
5. チョイスで会おうぜ
6. DRINKIN’ BOYS
〈アンコール1〉
1. 絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ!

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