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都市部で急増中のカーシェアリング

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日本ではまだなじみが薄いカーシェアリング。そんななか、急激に会員数を伸ばしているのが、「タイムズ カー プラス」だ。手がけるのは、時間貸し駐車場運営の最大手「タイムズ24」。しかし、なぜ駐車場の会社が…? 事業の責任者である内津基治さんはこう語る。

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「一般的には、カーシェアリングには、場所・会員・車という条件が必要で、先行投資型の事業といわれています。しかし、弊社の場合はすでにタイムズ駐車場と会員制のタイムズクラブを持っており、車に関してもタイムズモビリティネットワークス(旧マツダレンタカー)がグループに加わったことで、比較的すんなり参入することができました」

さらに、「TONIC」と呼ばれるタイムズ独自の情報システムが、他社との差別化に貢献した。

「TONICは、全国のタイムズ駐車場をオンラインネットワークでつなぎ、空き状況や売り上げをリアルタイムで確認できるシステム。カーシェアリング事業でも、駐車場の稼働率を考慮することができるので、効率よい配置に役立ちました」

ほかにも、個人会員管理や請求機能、予約システムなどにも「TONIC」を転用しており、無人での貸し出しと返却を可能にしている。

とはいえ、参入当初は広告なども大々的に打たなかったので、すぐに話題になったわけではなかった。

「広告といえばタイムズの駐車場に立てているのぼりくらい。話題が先行して会員が増えても、車がなければお客様を裏切ることになってしまう。だったら、まずは車を増やすことに投資をして、乗りたいときにすぐ乗ることができる体制を整えることに専念しました」

現在、車の数は約6700台、2014年中には、1万台を目指している。これは、アメリカにある世界最大のカーシェアリング会社とほぼ同じ数字。国土の広さを考えると、いかにインフラが整備されているかがわかるだろう。

「乗りたいときに乗れる便利さや予約・返却の手軽さなどをしっかり整備したことで、会員の口コミが新規会員を呼び込む形が出来上がりました。時間はかかりましたが、今では順調に会員数も伸びています」

カーシェアリングはバス、電車、タクシーに次ぐ、第四の公共交通になり得ると語る内津さん。

「例えば、旅行先に電車で出かけて、目的地に着いたらタイムズ駐車場で車を借りる。僕はこれを“車をポケットに入れて持ち歩く感覚”と表現しています」

夢は免許人口と同じ8000万人の会員。もしかすると、近い将来、タイムズカープラスの会員カードは、交通系ICカード並みに普及をしているかもしれない。
笹林 司=取材・文
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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