派遣社員が正社員になるためのアピール術

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「相手が望むイメージ」をアピールしよう

派遣社員が正社員になるためのアピール術

「派遣社員で働いているが、実は正社員になりたい」。こう思っている人が半数近くに上るといいます。また、派遣やアルバイトなど非正規で働く若者の約6割が「学生に戻れるなら、就職活動をやり直したい」と考えているそうです。しかし、景気は上昇傾向にあるとはいえ、新卒者の就職活動でさえ未だ厳しい状況です。そのような中、派遣社員が正社員になるためには、どのように努力すればよいのでしょうか?

企業に選ばれるために大切なのは「相手が望むイメージ」をアピールすることです。例えば、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催を勝ち取ったIOC総会での最終プレゼンテーション。フランス語によるスピーチは、英語とともにフランス語を公用語とするIOC委員を念頭に置いたものでした。そして、ほとんどが外国人のIOC委員に対し、大きなジェスチャーを取り入れて猛烈にアピールしました。これらの工夫が、IOC委員の心をグッとつかんだといわれています。まさに「相手の望むイメージ」をアピールした結果の勝利です。

正社員への近道。それには企業がどのような社員を望むかを知り、そのイメージを体現する。これが最も効果的です。

企業が望む社員のイメージ。その3つのポイント

(1)好印象を与える見た目

身だしなみは相手のために整えるものです。清潔感のあるビジネススタイルは礼儀を表し、公私の区別ができる成熟した社会人であることを証明します。

見た目は、自分が思うよりもはるかに多くの情報を発信するものです。例えば、「ブラウスの袖口から糸がほつれている」「上着のボタンが取れている」。そんな人は「仕事もだらしないだろう」と思われても仕方がありません。ビジネスに適した見た目作りで好印象を与えましょう。

(2)基本的なビジネスマナー

企業は、中途採用では即戦力を求めています。業務知識があることはもちろんですが、それだけでは足りません。基本的なビジネスマナーを身につけている人こそが、企業が望む人材です。当たり前のようなことですが、しっかりとしたマナーを身につけている人は実は少なかったりします。

仕事のスキルがどれだけ優秀であっても、毎日のように遅刻をするのであれば、信頼を得ることはできません。勤怠、挨拶、指示に従う、ミスをしたらすぐに報告するなど、社会人としての「常識」を丁寧に積み重ねましょう。

(3)コミュニケーション能力

派遣社員として働いていると忘れがちなのが、チームの一員という意識。企業は、利益追求というひとつの目標に向かうチームです。その一員として、チームワークの重要性を理解できる人、周囲と上手くコミュニケーションを取れる人は貴重です。

以上の3点を踏まえ、日々の業務を通じてアピールしてください。選ばれる正社員へのチャンスを引き寄せ、そして、つかみとるのは自分自身です。

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