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「サルコペニア肥満」の驚異とは?

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メタボリックシンドロームに続く新たなリスクとして、最近にわかに注目を集めている「サルコペニア肥満」をご存じだろうか。ギリシア語の「サルコ=筋肉」「ペニア=低下」を合わせた造語で、体重は変わらないのに筋肉がやせ細り、代わりに脂肪が蓄積されるタイプの肥満症のことだ。

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生活習慣病になるリスクは普通の肥満の約2倍というサルコペニア肥満。その他の肥満症と異なり、単に脂肪を落とすダイエットをすればいいというものでもないようだ。「大事なのは“筋肉率”を上げること」だと渋谷DSクリニック・林博之院長は言う。

「筋肉率とは体重に占める筋肉の割合のことです。筋肉率が高いということは、筋肉の量が多いということになり、基礎代謝も高いため痩せやすい体であるといえます。ただ、筋肉率は性ホルモンや生活環境の変化により、20代をピークに年齢を重ねるほどに徐々に低くなっていきます。サルコペニア肥満を予防するには、若いうちから適度な筋肉量を維持することを心がける必要があるでしょう」

筋肉率の標準値は男性が31~34.9%、女性が26~27.9%だそう。この値を下回る人は黄信号。体にとって様々な悪影響を及ぼすという。

「筋肉率が低いと体内の熱産出が少なく、血流のポンプ機能も弱くなるため、基礎代謝や免疫力が低下します。つまり太りやすく、虚弱体質になるということです」(同)

では、筋肉率を上げていくためにはどうすればいいのだろうか?

「筋肉率を上げるためには、大きな筋肉を鍛えることが先決です。下半身であれば太ももの大腿四頭筋、上半身なら腰回りの大腰筋などです。おすすめは、ウォーキングや水泳などの有酸素運動と、腕立て伏せやスクワットなどの筋トレを組み合わせたトレーニングを毎日続けること。また、日々の食事で、筋肉のもとになる良質なタンパク質(牛ヒレ肉、鶏ささみ肉、大豆食品など)を摂ることも大切です」(同)

なお、筋肉率の計算方法は

(1)体脂肪計で体脂肪率を測る。
(2)体重(kg)×体脂肪率(%)÷100で、体脂肪量(kg)を出す。
(3)体重(kg)-体脂肪量(kg)で、除脂肪体重(kg ※筋肉、骨、内臓などの重さ)を出す。
(4)除脂肪体重(kg)÷2=筋肉量(kg)
(5)筋肉量(kg)÷体重(kg)×100=筋肉率(%)

ちょっと面倒だが、自分の筋肉率を知るためにも一度計算してみてもいいかもしれない。筋肉の衰えは万病のもと。サルコペニア肥満と診断されないためにも、日頃から筋肉率アップを意識した生活を心がけてみてはいかがだろう。
(末吉陽子/やじろべえ)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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