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アプリに潜む個人情報抜き取りの罠

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携帯電話をスマートフォンに移行してから、迷惑メールの量が増えていないだろうか。近年、悪質なアプリの運営元が利用者の個人情報を抜き取り、データを転売するという事件が多発している。

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「無料のアダルト系アプリには悪質業者が関わっていることが多いです。抜き取られたデータは出会い系サイトなどの運営業者に転売され、大量の迷惑メールが送られてきたり、身に覚えのない架空請求などの被害につながったりしていきます」

と教えてくれたのは、ITジャーナリストの三上洋さん。アダルト系アプリが危険なのは予想がつきそうだが、困るのは安全そうな“便利系アプリ”のなかにも、危険なアプリが潜んでいることだという。

「代表例が『電波改善アプリ』や『電池長持ちアプリ』など。これらはインストールしておくとスマホの使用環境が快適になるという謳い文句で、多くの利用者を集めました。しかしアプリを起動すると『この端末は対応外です』といった表示が現れ、結局アプリは使えないまま。利用者は何の利便性も得られず、個人情報だけが奪われるというかなりタチの悪いアプリです」

過去には、チャットのような会話が楽しめることで人気となったゲームアプリも、悪質な抜き取りアプリなのではないかと話題になった。巧妙な手口でユーザーを騙すとは許しがたいが、我々素人にとって危険なアプリとそうでないアプリを見分けるのはそう簡単ではない。被害に遭わないためには、どんな対策が必要なのか?

「まず、アクセス制限を確認すること。アプリを起動する際、『このアプリは○○にアクセスします』といった注意書きが出てきます。それらが求めるものが電話帳などの重要データである場合、怪しいと思って許可しない方が安全です。次に、有料のセキュリティアプリを導入すること。パソコンにウイルス対策ソフトを入れるように、スマホにも同様の対策をとることをおすすめします」

ただし、そのセキュリティアプリ自体になりすました悪質アプリが出回っていることも…!?

「偽のセキュリティアプリもあります。実際には存在しない不正アプリを検出し、『不正アプリ削除には有料版が必要』と脅す詐欺アプリです。騙されないようにするには、アプリの入手を公式サイトから行うことが重要。Android向けの公式ストアである『Google Play』からダウンロードしてください。加えて、『Google Play』そっくりの偽サイトも横行しているので要注意。メールやTwitterの書き込みにある怪しいURLからのダウンロードは避け、メニュー画面にある『Google Play』のアイコンからダウンロードしましょう」

さらには、LINEの無料スタンプからも個人情報流出の危険性があるとか。

「企業のFacebookページになりすまし、『いいね!』を押すとLINEのスタンプがもらえる…といった手口で、より詳細な個人情報を集めている業者も存在します。企業の公式アカウント以外からのダウンロードは、くれぐれも注意しましょう!」

ユーザーにメリットがあると見せかけ、大事な個人情報を奪う悪質な業者たち。安易にアプリを利用する前に、“怪しい要素”がないか冷静に判断したいものだ。
(池田香織/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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