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サッカーPKの成功率は何%?

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サッカーはあまり点数が入らないスポーツだ。戦力の拮抗したチーム同士の対戦なら0対0のドローゲームも珍しくない。そんな競技の性質上、勝負を大きく左右するプレーがPK(ペナルティキック)だ。ゴール至近からキーパーと1対1で直接シュートを蹴り込めるのは絶好の得点チャンス。だが、それにも関わらず、プロでもPKを外すことは珍しくない。

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では、実際のところプロ選手のPK成功率はいかほどなのか? 今回は「試合中に相手ファールによって与えられたPK」に絞って計算した(PK合戦は除いた)。まずは2012年度のJ1リーグ戦におけるPKの記録を見てみると、PKの本数はリーグ全体で54本。そのうち得点に至ったのは40本で、成功率は約74%。ついでに1993~2012年まで20シーズンのJ1全試合を調べてみたところ、通算で1228本のPKが与えられ、成功したのは947本。成功率は約77%となった。これを高いと見るか低いと見るかは難しいところだが、少なくともJ1リーグ戦の場合、「PKは4回蹴れば1回は外れる」ことがデータで示されている。

ちなみにこの数字は、決してJリーグ特有のものではない。世界トップレベルのプレーヤーが集うFIFAワールドカップの過去5大会においても、PK成功率は平均80%前後。大舞台になるほどキッカーにかかるプレッシャーは大きくなるはずだが、成功率という点ではあまり変わらないようだ。

ちなみに、世界最高のサッカー選手に贈られる賞である「FIFAバロンドール」を4年連続で受賞したリオネル・メッシ選手ですら、08年~12年までの5シーズンで蹴ったPK27本のうち7回は失敗し、成功率は約74%にとどまっている(リーグ戦、カップ戦およびチャンピオンズリーグを含む)。どんな名選手でも“外すときは外すもの”というPKの現実を見事に表している数字だろう。それがゆえに、PKキッカーはキック精度もさることながら、チーム内で「最も信頼されている選手」が選ばれるのだ。

元イタリア代表の“ファンタジスタ”ことロベルト・バッジョのセリフに、「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」 という名言があるが、真剣勝負の舞台でPKを蹴るというのは、それだけプレッシャーのかかる大仕事なのだろう。PKの瞬間を見守るときは、キッカーの勇気を全力で讃えながら応援したいものだ。
(呉 琢磨)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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