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自己PRやりすぎは「経歴詐称」?

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相変わらず求人倍率が低迷する昨今、読者の中にも「受かりたい一心で、つい面接のときにウソをついてしまった、能力を“盛って”しまった…」なんていう人もいるのでは? たとえば「TOEICの点数」を実際よりも高く伝え、「英語ができます!」とアピールしたけど、ホントはロクに話せない。「入社後にバレたらどうしよう…」なんて内心びくびくしていたり…。

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このような場合、どこからが法的に許されない「経歴詐称」となるのでしょうか?

まず、「経歴詐称」とは、一般的に、「履歴書や採用面接において、学歴、職歴、犯罪歴等の経歴を偽るか、または真実の経歴を秘匿すること」と定義されており、“重要な経歴を詐称”した場合には、それを理由に懲戒解雇することも認められています。

では“重要な経歴の詐称”とはどんな場合かといえば、「(その詐称が)企業の労働者に対する評価を誤らせ、本来採用すべきでなかった者を採用した結果、企業秩序を混乱させてしまったような場合」とされています。

しかし、一般的に就職希望者は、多かれ少なかれ“盛った”自己アピールをするもの。面接する側もそうしたことを想定しつつ、選考・採用するものですよね。

こうした実情に照らせば、経験などを多少大げさにPRしたとしても、「重要な経歴詐称」で懲戒解雇されることはまずありません。ただし、「その経験を買われて特別高い給料で採用された」などの特別な事情がある場合は別です。

たとえば、外資系企業の採用面接時にTOEICの点数を高得点と偽ってアピールした結果、英語力を期待されて海外営業として採用された…という場合は、「重要な経歴の詐称」にあたることになりえます。

ですが、国内企業で、特に英語を使うわけでもない職種で採用された場合は、英語を話せると偽っていたとしても、「重要な経歴の詐称」にはあたらないと(訴訟になったら裁判で)判断される可能性もある、というわけです。

ただ、面接官は“人を見るプロ”。弁護士事務所にも面接はありますが、ウソをついているとすぐにわかるそうですよ。採用されたい一心で背伸びしたくなる気持ちもわかりますが、等身大の実力で勝負することをオススメします!
(刈谷龍太弁護士/アディーレ法律事務所)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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