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実は賢い!ダイオウイカ知能の秘密

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NHKの放送以来、世間の関心をさらったダイオウイカ。あれだけ大きな体をしていたら、外敵からも目立つはず。逃げ延び、生き続けるためには、より高い知能が必要なのではと推測するが…。ダイオウイカの撮影に成功した、海洋生物学者の窪寺恒己先生に、その知能はどれほどなのか聞いた。

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「知能をどう定義するかにもよりますが、イカ・タコが無脊椎動物のなかでもっとも大きくて発達した神経節、つまり脳を持っていることは確かです。ダイオウイカの神経節もとても大きく、眼の神経節も、腕を動かすための神経節も巨大です。イカ・タコは、無脊椎動物のなかで一番知能が高いといえるでしょう。たとえば実験で、瓶のなかにタコを閉じ込めると、瓶のフタを外して脱出しようとしたり、迷路のなかにタコを入れる実験をすると、何回か通るうちに道筋を学習するという話もあるほどです」

ちなみにイカとタコでは、どちらの方が頭が良いのだろう?

「タコは浅い海の岩礁などに住んでいます。8本の腕を使い、海底をはうような生活を送るので、様々な物に触れる機会が多いですよね。イカに比べて、腕から入ってくる情報量が多いので、タコの方が情報処理能力は高いかもしれません」

足の数なら勝っているのに、イカとタコでは、タコの方が頭が良いのか…。

「イカも負けてはいませんよ。『外とう膜』(胴)に水を取り込み、『ろうと』から水を吐き出す『ジェット推進』の泳ぎ方や、10本の腕をなめらかに美しく動かす身体能力など、神経節が発達しているからこそ、複雑な体の動きを見事に制御できるのです」

さしずめ、ダイオウイカはどちらかというとテクニック派といった感じだろうか。ちなみに窪寺先生によると、イカやタコには「色素胞」という細胞を持っている種も多く、体の模様を一瞬で変化させることで、外敵から身を隠したり、威嚇したり、異性にアピールしたりするという。こうした特殊な生態も、厳しい野生環境で生き抜いていくために、高い知能を持った結果といえそうだ。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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