“気をつけたほうがいい”プロフィールを書いている人の特徴

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“気をつけたほうがいい”プロフィールを書いている人の特徴
 SNSの普及によって、自分のことを説明する「プロフィール」の重要性が高まっています。特にビジネスでSNSやブログを活用している人にとっては、ひととなりがビジネスの決め手になることがある以上、手を抜けないはずです。

 “仕事が取れる名刺の専門家”の福田剛大さんは新刊『絶対に選ばれる! 「ビジネス・プロフィール」のつくり方』(同文館出版/刊)で、仕事を呼び込むための強力な武器となるビジネス・プロフィールのつくり方を公開しています。
 こうしたビジネス・プロフィールに特化した内容の本は他に例がなく、貴重な一冊といえる本書について福田さんにお話を聞きました。その後編をお送りいたします。
(新刊JP編集部)

■胡散臭い「プロフィール」に気を付けろ!

―ここからは「胡散臭い」プロフィールについてお話をしていきたいのですが、私自身、ビジネス書や自己啓発書の著者プロフィールを読んでいると、ごく稀に「すごく胡散臭いなあ」と思ってしまうようなプロフィールが書かれていることがあるんですね。

「例えばどんなものが『胡散臭い』と思ってしまうのですか?」

―いろいろ書かれているんですけど、結局実績として何を残してきたのかが書かれていなかったり、『だから何?』と思ってしまったこともあります。プロフィールにそこまで求めるべきでないのかも知れませんが…。

「ああ、でも分かりますよ(笑)プロフィールを通して、自慢話しかしてないような人もいますね」

―それだけでネガティブな印象を受けてしまうことがあります。

「上から目線とか、あとはとても仰々しくて、実態がよく分からない人もいますね。特にソーシャルメディアには盛り放題な人がいて、目につきます」

―確かにプロフィールを盛り過ぎている人はいますね。また、軸がブレている人もプロフィールを読むと分かることがあります。

「僕が最近よく見かけるのは、不幸の履き違えをしているプロフィールですね。セルフブランディングのために、自分の不幸話をかなり盛って載せる人がいるんですけど、書き方を間違えると不幸自慢以上の印象にならないときがあるんです。
また、昔自分は悪かった、という不良エピソードも見ます。例えば学生の頃にキャンブルで負けて、闇金にまで手を出した…という話まではいいんですが、結局その経験をどう活かして、今の自分がいるのかが書かれていなければ、読み手の心を動かせないんです」

―中学生や高校生の「俺、悪いことしてきたんだぜ」自慢みたいですね(笑)

「大事なのは今、自分がお客さんに何を提供できるのかということです。その背景に自分はこういうものを背負ってきたんだ、と訴えかけるのがプロフィールですから、ヤンチャ自慢だけでは、信頼も何も生まれないんですよ。虚勢を張って相手をビビらせても、人は遠ざかっていくばかりですから、ビジネスにはつながらないですよね」

―ビジネス・プロフィールを作っていく場合、ある程度、似たりよったりになってしまう部分が出てくると思います。そこで個性的なプロフィールを作るには、どうすればいいのでしょうか。

「本の話になりますが、この本ではプロフィールの『型』を用意していて、その『型』に自分のエピソードを当てはめていくことでプロフィール作りができるようになっています。似たようなストーリー展開でも、エピソードが変われば大分変わりますから、自然に個性的になるはずです。あとは、読む対象者に対してどうアプローチするか、ですね」

―プロフィールに限らず、名刺も含めて、福田さんのところに相談に来る人はどんな人が多いのですか?

「やはりフリーランスや起業家、あとは経営者も多くいらっしゃいますね」

―普通のビジネスパーソンの方にも需要がありそうな気がします。会社以外の名刺を作る人も増えているといいますし。

「あ、そういう方もいますよ。セカンド名刺として持っておきたい、と。朝活などの社外で活動するときに使う名刺が欲しいという方もいます」

―本書をどのような方に読んで欲しいとお考えですか?

「本の副題には『起業家・個人事業主のための』と書いていますけど、自分のことを好きになってくれるお客さんと仕事がしたい人であれば、誰でも読んで欲しいです。損はしないはずです。ビジネスは自分のことを知ってもらうことが大切だと思うので、有効活用してほしいですね。また、内向的な性格の人にもお勧めです」

―では、最後にこのインタビューの読者の皆さんに一言お願いします。

「ビジネス・プロフィールの書き方に特化した本というのは、おそらく前例がないと思いますから、もし気になったら手にとってください。仕事が上向くヒントがあるはずですので、ぜひプロフィールをつくって、あなたの良いところを世の中に発信していって欲しいと思います」

(了)



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