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「麻薬密輸」アブない隠し場所

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この夏、海外旅行先で見知らぬ男から「日本の知人に渡してほしいものがある。謝礼を払うので持って行ってもらえないか?」――そんな相談を持ちかけられた人はいないだろうか? 昨今、そんな手口で日本人旅行者をコカインの「運び屋」として利用する手口が増えているという。

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ご存じない方のために簡単に説明しておくと、コカインは南米原産のコカという灌木の葉を原料とする無色ないし白色の粉末だ。覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があり、摂取するといわゆる「ハイ」な気分になる。しかし、効果が切れると逆にぐったりと落ち込んでしまうため依存性が強く、クスリなしでは生きられなくなってしまう。乱用すると幻覚が生じるなど、危険な薬物だ。

当然のことながら、各国でコカインは厳しく規制されている。それでも、監視の目をかいくぐろうとする密輸組織が跡を絶たない。密輸の手口は様々で、世界有数の生産国コロンビアからスピードボートや潜水艦(!)まで使ってアメリカに運び込もうとする組織犯罪が横行している。

その一方、液体状のコカインを衣料品に染みこませ、乾燥させてから郵便で送るなどの個人的密輸も多い。冒頭で紹介した手口も、そうした個人的密輸ルートのひとつだ。

さらに、粘土状にしたものを紙に挟んで書類に偽装したり、練り固めて彫像に見せかけたり、生きた七面鳥の体内に埋め込んだり、はては液状にしたものをコンドームに詰めて呑みこんだり、体内に隠したり…なんて手口までが報告されている。

今夏、アリゾナ州都フェニックスで捕まった39歳の女の手口は、下着の尻の部分に袋入りのものをテープ留めするというもの。2万4000ドル相当のコカインを密輸しようとしたのだという。他にも、豊胸パッドに隠したり、義足の中に隠したり…驚くような手口が報告されているが、結局は見つかって重い刑罰を科せられるのだから、愚かとしか言いようがない。

海外旅行先でイケメンや美女が親しげに話しかけてきたら…友達になるチャンス!とばかり前のめりになってしまう日本人は少なくないだろう。だが、まかり間違えば、犯罪に巻き込まれかねない。日本でも海外でも、見ず知らずの人の甘いささやきには、くれぐれも気付けよう。

(待兼 音二郎)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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