イタリアにも増加中! 24時間営業の自動販売機コンビニ!
以前、オランダ・アムステルダムでハンバーガーやコロッケなどのファーストフードの自動販売機が人気であることを記事でお伝えした。補充と調理は人間がしているものの、注文、支払いの受け取り、品物の渡しを自動販売機にまかせているというものである。まさに、ギャグマンがにありそうな「自動販売機の中に人がいる」という状態に似ているといえよう。
そんな自動販売機ブームの波が、イタリアの水の都・ヴェネチアにも押し寄せていることが判明した。24時間営業の自動販売機コンビニが大人気なのである。しかし、自動販売機コンビニがヴェネチアにとって非常に重要な役割を果たしていることも明らかになった。順を追って説明していこう。
日本にも無人のドライブインや温泉地などに自動販売機だけのスポットがある。最近の会社には、パンやおにぎりなどの自動販売機がオフィスフロアに設置されているところもある。そういうスポットがあると、「近くに店がない」という場合や「買いに行く時間がない」というときには非常に重宝する存在だ。
しかし、日本にはコンビニがある。何かあれば「コンビニに行けばいい」という状態であり、絶対に24時間営業の自動販売機スポットで買わなくてはならないという理由はない。では、ヴェネチアにおける24時間営業の自動販売機コンビニはどうして存在しているのだろうか?
ヴェネチアにはコンビニがなく、あっても個人商店で夜になると閉まってしまう。ホテルのレセプションにスタッフはいるものの、いちいち飲み物を買うために注文をするのもナンセンス。また、なによりも地域住民たちが、夜に飲み物を飲みたくなったり小腹がすいたときに何も買えないという状態だった。それを救ったのが、24時間営業の自動販売機コンビニなのだ。
現に「自動販売機があるから便利」と現地人が言っていた(翻訳に自信はないが……)。コーラ、ジュース、アイスクリーム、ポップコーン、パン、ビスケット、イタリアンコーヒー、けっこういろいろと販売されており、夜中ともなると多くの利用者が食品を求めて集まってくる。景観を非常に重視しているヴェネチアにおいて、コンピニの乱立はどうしても食い止めたいことのひとつ。最近はマクドナルドとセガフレードがヴェネチアにでき、今後どのように景観を乱さずにチェーン展開していくのか注目が集まるところだ。
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