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今年の香りは“甘いフルーツ系”

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この季節になると気になるのが体臭や汗のにおい。周囲に不快な思いをさせないよう、カバンの中にデオドラント剤を忍ばせている男性も多いだろう。

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男性向けデオドラントといえば、無香性やシトラス系といった爽快感のある香りが定番。…と思っていたが、その嗜好に大きな変化が起きているという。

「一昨年ほど前から、フルーツ系のデオドラント剤が売れ始めています。2006年にヘアスタイリング剤の『ギャツビー ムービングラバー』をリニューアルしたとき、シトラスから青リンゴ系の甘い香りにチェンジして評判でした。最近はデオドラントやフレグランスでも、“フルーティな甘い香り”が人気なんです」(マンダム商品PR室下川さん)

「ギャツビー アイスデオドラントボディペーパー」も、「アイスフルーティ」と呼ばれるフルーツ系の甘い香りの方が、シトラス系より売上の伸び率が高いのだとか。それにしても、なぜこうした変化が起きているのか?

「マスキング的に香りをつけられるパウダースプレーは昔からニーズがありましたし、4~5年前は男らしさ・セクシーさを主張できる強い香りが人気でした。ところが最近は『女性にモテたいから』というより、『同性から嫌われたくないから』という理由で香りをまとう男性が増えています。『クサい』と言われる可能性をゼロにしたうえで、周囲から浮かない程度に好印象を与えたいと思っている男性が多いんです。そのため、“ふんわりほのかにいい香り”がするデオドラントが好まれているようです」(同)

さらに、甘い香りには「人を優しい気持ちにさせる」効果も期待できるという。東北大学大学院文学研究科心理学研究室の坂井信之准教授の調査によると、ショッピングモールで買い物客に「小銭の両替」や「落とし物を拾ってもらう」といったお願いをした場合、甘い香りのするドーナツ屋の前では親切に対応してくれる人の割合が顕著に高かった。つまり、甘い香りをまとえば、周囲の女性や友人から優しくされるかもしれない…というわけだ。

人間の行動や気持ちをも変化させる香り。今年の夏はフルーツ系のデオドラントを使って、自分を“さりげなく”好印象にアピールするのもいいかもしれない。
(成田敏史/verb)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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