ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

セクハラのボーダーは結局どこ?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

ビジネスマンなら多かれ少なかれ気になるのが、「セクハラ問題」。この問題がやっかいなのは、どんな行為がセクハラにあたるのか、いまひとつわかりにくいこと。たとえば、職場の後輩女性に何気なく、「連休中の予定は?」と聞いたら「セクハラ!」と言われてしまった…なんていう話も。いったい、セクハラのボーダーラインはどこにあるんでしょうか?

【画像や図表を見る】

よく言われる通り、いわゆるセクハラは「相手方の意に反する性的言動」と定義されます。ただ、「意に反する」とはいうものの、「相手が嫌悪感を抱いたら即セクハラ」となるわけではありません。
「相手がイヤだと思えばなんでもかんでもセクハラになる」と思っている人も多いようですが、これは誤解。「名誉、プライバシー、その他の人格権を侵害するような場合」でなければ、セクハラとは認められません。

また近頃では、男性社員に対するセクハラも対象とする形で事業主の措置義務が定められるなど、もはや女性に対する問題だけではなくなっていることも注目されます。

厚生労働省の指針では、セクハラは、(1)対価型セクハラと、(2)環境型セクハラの2つに分けられます。(1)の対価型セクハラとは、要するに「ヤらせてくれないとクビにするぞ」なんていう、一定の不利益処分を被害者に課すタイプ。(2)の環境型セクハラとは、そのような不利益はないけれど、そこかしこに裸のポスターを掲載するなどして就業環境を害するタイプです。

では、具体的にセクハラのボーダーラインを見ていきましょう。

よく「今日の服装かわいいね」と言ったらセクハラになる、なんて言われることがありますが、実際にはよほどのことがない限りセーフです。「よほどのこと」とは、例えば「なめまわすように相手の全身を観察し、耳元でこのコメントを囁く」ようなケース。これはアウトとなる可能性が高いでしょう。 そのほか、「容姿のランキングを作って公表する」なんて行為もセクハラとなることがあります。

また、あまり知られていませんが、男性同士の間でもセクハラは起こり得ます。たとえば、「上司が嫌がる部下を無理やり風俗店に連れて行く」なんてケース。この場合も、セクハラに該当します。

ちなみに「セクハラ」というレベルを超えてしまいますが、最近では「セックスの際の合意の有無」が問題になるケースも増えています。男性側からすると「合意があった!」と言いたくなるような状況でも、これを裁判で証明していくのは非常に難しいのが現実です。男としては、くれぐれも気を付けたいところですね。
(弁護士法人/アディーレ法律事務所 刈谷龍太弁護士)
(R25編集部)

セクハラのボーダーは結局どこ?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

(web R25)記事関連リンク
痴漢冤罪で仕事に影響…賠償は?
女性が嫌うウザLINE男子の特徴
「スメルハラスメント」容疑に注意
女性歌手がセクハラユーザーを告訴
R25をオフラインで読める無料アプリ(外部サイト)

カテゴリー : 未分類 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。