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熱中症は髪型で予防可能なのか?

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猛暑の夏本番を迎え、巷ではクールビズファッションや冷感グッズなどの熱中症予防アイテムが多数販売されています。毎年提案される日傘などは、随分楽になるとはわかっているものの、男は「使いたくても恥ずかしくてなかなか使えない」のが実情。

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ならば髪型で熱中症を予防できないものか?

その場合、坊主や五分刈りなどのショートがいいのか? あるいは一般的なビジネスマンの髪型であるミディアムがいいのか? はたまた耳や首筋まで隠れるロングがいいのか? なんとなく直射日光をさえぎることができるロングに分がありそうですけど、実際どうなんでしょう? 人体の生理に詳しい新宿ライフクリニックの須田隆興先生にうかがいました。

「結論からいいますと、髪型と熱中症の関係を検証した研究・学会報告が見当たりませんので、確かなことはいえないのが実情です」

それは残念。ただ、須田先生は「あくまで私の個人的な見解として聞いていただきたいのですが」と前置きしたうえで、「熱中症のメカニズムからある程度推測することはできる」といいます。

「そもそも人は体温が37度前後で厳密に維持されている恒温動物です。ですが、屋内外にかかわらず暑熱環境に長時間おかれると、最終的に体温の上昇をコントロールできなくなります。すると、汗で体内の水分が減ることで臓器に送る血が足りなくなったり、熱そのもので臓器のはたらきに障害が起こったりして、熱中症を発症します。この症状に髪の長さは関係ないため、長髪によるサンシェード的効果は熱中症の予防にはあまり期待できないのでは、と思われます」

直射日光に当たっている方が熱中症になりやすい気もしますが、日陰より日向の方が高温なので暑熱環境が発生する可能性が高まるだけのこと。熱がこもれば熱中症になることには変わりありません。では、せめて熱のこもらない短髪にしておいた方が良い?

「そうですね。一般的に髪が伸びるほど熱がこもりやすくなるので、長くなればなるほど熱中症が発生しやすくなるような気はします。ただ、一般に髪の長い人が多い女性よりも、男性の方が熱中症にかかりやすいという厚生労働省の報告があるんです。もちろん、男女による屋外活動の頻度と長さの違いや、平均的皮下脂肪量や筋肉量の違いなど様々な要因が考えられるので一概にはいえませんが、たとえ短髪が熱中症予防に効くとしても、その効果は低いんじゃないかと思われます」

結局、熱がこもりにくく涼しい日陰にいた方がいいということに。「男の日傘」や「帽子」など髪型以外の対策を取った方がよさそうです。
(熊山 准)
(R25編集部)

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