ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

視力回復手術「ICL」って!?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

最近、レーシックに代わる新しい視力回復手術が注目を集めている。「ICL(アイシーエル)手術」と呼ばれ、「インプラントで視力を矯正する」のだとか。いったいどんな手術なのか?

【画像や図表を見る】

「ICL手術とは、簡単に言えばメガネやコンタクトと同じ働きをするICLという小さな視力矯正レンズを、眼の中に移植するという手術です」

そう教えてくれたのは、眼科スターアイクリニックの大野建治先生。でもレンズを眼の中に移植するなんて怖そうだけど…。

「レンズを移植するのは、眼の中の黒目(虹彩)と水晶体の間。黒目の裏に固定するため外からレンズが見えることもありませんし、ズレたりする心配もほとんどありません。手術は、まず点眼麻酔をしてから角膜を約3mm切開し、その部分から小さく折りたたんだレンズを眼内に挿入します」

いかにも複雑な手術のように聞こえるが、施術時間はわずか10分程度。眼への負担も少ないため、日帰り手術が可能なのだという。では、レーシックとはどんなところが違うのだろう?

「レーシックは、レーザーを使って角膜を削ることで屈折の補正を行い、視力を回復させる手術。そのため、もともと角膜が薄い人には不向きでした。しかし、ICLは角膜が薄い場合にも手術可能であり、レーシックでは満足に視力が回復できなかった強度の近視でも治療できます。また、レーシックでは手術後に不具合が生じても元どおりの状態に戻すことができません。その点ICL手術は、手術結果に満足できない場合に一度移植したレンズを取り出すことが可能だという利点があります」

角膜の形が変化しないことにより、ほかにも「ドライアイになりにくい」、「夜間でもレーシックより視界がクリア」などの特徴があるICL手術。レンズは人体組織に近い特殊素材を用いているため異物として認識されにくく、長期間眼内に入れておくことが可能だ。一度手術をした後は定期的な検診を受けていれば特別なメンテナンスは必要ないという。まさにいいことずくめに感じるICL手術だが、リスクやデメリットはないのだろうか?

「ICL手術の費用は、目安として両眼で約80万円。レーシックの3~4倍ですから、価格面ではまだハードルが高いと思います。軽度の近視であればレーシックで十分回復できるので、どちらの手術が自分に適しているかよく医師と相談した方がいいです。また、ICL手術はごく稀にレンズと水晶体が干渉し、白内障を誘発することがあります。その場合、いったんレンズを取り外して白内障の治療をすることで対応できますが、そういったトラブルを避けるためにも、信頼できる医師を見つけることも大切です」

どんな手術でもリスクは付き物だが、ICL手術が視力回復手術の新たな選択肢であることは間違いない。今後、どこまで普及が進むのか注目される。
(池田香織/verb)
(R25編集部)

視力回復手術「ICL」って!?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

(web R25)記事関連リンク
近眼の人は老眼になりにくい?
20・30代でも注意したい病気
「ものもらい」「結膜炎」の予防法
度数に注意?レーシック難民予防法
R25をオフラインで読める無料アプリ(外部サイト)

カテゴリー : 未分類 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP