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初主演?秋月三佳の演技力がスゴい

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映画『風切羽』は、小さいころから母親に虐待を受け、児童養護施設に入れられている少女の物語だ。高校3年生になった主人公のサヤコは、「ダンスの専門学校に行きたい」という希望を持っていたが、金銭的に頼れる人は誰もいない。学費を捻出するために真っ当なバイトをするも、たいして続かず、援助交際や万引きに手を出すなど道に外れたことを繰り返す。そんな難しい役に対して、秋月三佳ちゃんは文字通り体当たりで挑んだ。

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「私は小さいころから家族に囲まれて育ったので、まったく似た部分がない役柄だと感じていました。だからサヤコの気持ちを理解するため、いろんなことをしたんです。たとえば児童虐待の本を読みあさったり、本当にお金を持たずに夜道をひとりで歩いてみたり。街を歩いていてかわいい子連れの親子を見ても、あえて目を背けたり」

軽い気持ちで観ると返り討ちに遭いそうな“重い”作品。しかし三佳ちゃんは映画初主演ながら、実に見事に演じきっているのだ。

「ありがとうございます。今回一番うれしかったのが、試写会に実際の養護施設に務める職員の方がいらしたとき『こういう子、うちにもいる!』と言ってくれたことなんです。私がやるべきことは心底役になりきって演じることだったので、役柄に抵抗はまったくありませんでした。むしろ、私は役のなかで悪いことをするのがすごく好きなくらいで。私はこれまで反抗期もなく、母も父も大好きなので、真逆を演じるのが楽しいのかもしれません」

加えて、初主演の気負いもなかったという三佳ちゃん。話を聞いていると、実にまじめで好感が持てる。今後が楽しみな女優さんだ。

「今回やってみて、こういうシリアスな作品に出られることが幸せだと感じました。ぜひまたこういった作品に出てみたいですね。でも一方で、チャーミングでみなさんに愛してもらえるような女優さんにもなりたいです。そう…観ていて笑っちゃうような!」
(吉州正行)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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