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「永久歯が2度生える説」の真相

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子どもの頃、乳歯が抜けると、下の歯は屋根に向け、上の歯は縁の下に向けて放り投げ、次に丈夫な歯が生えてくる“おまじない”をしたものだ。なんとも微笑ましい思い出だが、永久歯はその名のとおり、生涯付き合っていかなければならない歯。できるかぎり健やかに保ちたい。

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しかし実際には、甘いもの好きがたたってか、ちらほら虫歯を患い、早くも老後がちょっと心配だったりする…。できることなら永久歯に生え変わったあの瞬間に戻り、今度こそ大切にケアしたい。そういえば、人によっては2度、歯が生え変わるケースがあると聞いたことがある。もしそれが事実なら、いい歳をした筆者にもまだチャンスが…!?

「いえ、残念ですが永久歯が生え変わることはありません。ただ、もう一度生え変わったように見える現象はあります」

そう語るのは、あおぞら歯科クリニックの岡田崇之院長だ。これは一体どういうことだろう?

「たとえば、確率的には極めて低いものの、永久歯が正しく並ばず、歯の下に歯が埋まっている状態が考えられます。虫歯になった永久歯を抜いたら、その下に隠れていた歯が出てきて、一見、生え変わったように見える可能性はありますね」

岡田先生によれば、正常なら歯は上下合わせて全部で28本。しかし、永久歯に生え変わった時に1本隠れていたとしても、たいていの人は気づかないだろう。また、同様の現象を、治療のためにあえて起こすこともあると岡田先生は解説する。

「たとえば親知らずが斜めに生え、すでに生えている別の歯の裏側に食い込んでしまうことがあります。この場合、手前の歯は駄目になってしまいますから、その歯を抜いて、親知らずを矯正してその位置に差し替えるという、あたかも永久歯が生え変わったように見える治療を行うこともありますよ」

しかし、これはあくまで治療上のテクニック。やはり歯が2度生え変わることはないようだから、今ある歯を大切にするほかないのである。
(友清 哲)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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