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【7/10-11】仏具の里を旅しよう!「高岡クラフツーリズモ 2013」のご案内

【7/10-11】仏具の里を旅しよう!「高岡クラフツーリズモ 2013」のご案内

7月10、11日の二日間、富山県高岡市にて開催されます「高岡クラフツーリズモ2013」。高岡は日本の銅器生産額の約95%のシェアをほこるなど、江戸時代より続く伝統工芸が盛んな地であり、仏具の里として知られます。そんな高岡で、伝統産業に携わる若き後継者たちが、高岡のものづくりの現場を知ってもらい、伝統の技術と産業、そして地域をより盛り上げていきたい!という想いのもと2011年よりスタートしたプロジェクトが、この「高岡クラフツーリズモ」です。ツアーでは実際に職人さんの作業工房にお邪魔して、仏具制作の現場を生で体験することができるんです!

そこで今回は、ツアーで実際に訪問させていただく工房をご紹介して行きたいと思います!

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まずは青銅(ブロンズ)鋳造の工房「梶原製作所(かじわらせいさくしょ)」さん。明治35年創業で、創業以来培われた伝統技法と先進のデザイン提案力を併せ持ち、ブロンズ製の銅像や胸像、さらには梵鐘や仏具の製作を行います。お寺の仏像や、聖人像の制作にも定評があり、皆さんのお寺にもひょっとすると梶原製作所さんの手がけたものがあるかもしれません。特に大型の銅像の制作風景は迫力満点ですよ!

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そして2つ目は「勇印工房(ゆうじるしこうぼう)」さん。明治44年創業で、鋳物、彫金、仕上げまで一貫生産による仏具製造を行う工房です。伝統的な工法の一つである焼型鋳造を用い、さらに彫金による深堀りを施した、四鰭仏具(よつひれぶつぐ)の数少ない製造メーカーなのだとか。四鰭仏具は最も高級で付加価値の高い華麗な仏具と評されるそうです。

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3つ目は「シマタニ昇竜工房(しょうりゅうこうぼう)」さん。明治42年の創業以来、一子相伝による伝統技法を今に伝え、日本全国でも10人に見たない鏧子職人が3人おり、今も手打ちによる鏧子作りを行っています。「鏧子」は読経の前に「ぐわーん」と打ち鳴らす鳴り物のこと。その制作の中で最も重要で難しいとされる調音作業は、職人さんが体得した勘のみを頼りに行う作業で、これができるのは限られた職人だけなのだとか!

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最後は「モメンタムファクトリー・Orii」さん。昭和25年「折井着色所」として創業しました。着色、といっても普通の着色ではありません。高岡で作られた銅器に着色を施すのがこの工房の技術です。もともとは錆び止め加工から始まった着色は、先人の様々な試行錯誤を繰り返した研究開発の蓄積で、高岡銅器の大きな特徴となっているのだとか。さらにはその技術を応用し、困難と言われた厚さ1mm以下の銅板・真鍮板の発色技法を確立。様々な分野へ活用が広がっているそうです。

工房紹介、いかがでしたでしょうか。なかなか言葉だけでは上手く伝わらない部分もあると思います。もしこれを読んで少しでも気になった方は、是非今回の「高岡クラフツーリズモ 2013」にご参加をいただいて、生で作業現場を体験してみてください!

そしてそして、参加募集枠がまだ空いているとのことで、お坊さんや仏教関係者だけではなく、仏教・仏具・鋳物にご興味のある方もご参加いただけることになりました!それ以外にも、伝統産業に興味のある方や若い職人さんたちとの交流を深めたい方も大歓迎!町おこしや地域の発展に携わっておられるような方も、きっと刺激を受けることと思います。皆様のご参加、お待ちしております!

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