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これからの食育を考えませんか?

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 2013年6月22・23日の二日間、内閣府主催の第8回食育推進全国大会が広島市内3カ所で開催され、23日(日)の大会シンポジウム 「家族の絆における食の大切さ」に、彼岸寺でもお馴染みの吉村昇洋がパネリスト兼ファシリテーターとして登壇します。お坊さんがこういったシンポジウムに登壇する時代なんですねぇ。どうにも感慨深いです。

 コンセプトは、「食を通したこれからの家族の在り方について、各々が考えるきっかけとする」ということなのですが、”家族の絆”と聞いて真っ先に思い浮かぶイメージは、いわゆる「サザエさん型団欒」のような家族の成員が皆そろってワイワイ食事をする風景だと思います。ですが、実際の皆さんの家庭の食事風景は果たしてそうなっているでしょうか? 食育で推奨される食風景は、得てして現実と乖離していて、応えられていないお母さん方が「ウチではできていない・・・。」と自分を責めてしまうという話もよく耳にします。

 しかし、こういった現代人が理想化した食風景は、高度経済成長期以降には影を潜めています。その背景には、社会構造の変化に伴った家族成員の生活スタイル(家での過ごし方)の多様化があげられるわけですが、現在社会問題として取り上げられることの多い「孤食」や「個食」も、実は良い悪いの尺度で片付けられるものではないのかもしれません。一般的に良いとされているサザエさん型団欒は、同じような価値観を持った人々が隣人として存在していた一昔前のムラ社会の構造の上に成立していたもので、多様な価値観の上に成り立つ現代社会には、もしかするとマッチしにくいものになっているのではないでしょうか。 【事前配布資料(こちらをクリック)】

 そこで当シンポジウムでは、サザエさん型団欒に戻ることを目標にするのではなく、「幸福感を伴った家族間コミュニケーション」「家族による時空間・体験の共有」「躾の場」といった家族団欒が持っていた”機能”に注目し、『現代の食事場面における幸せ(「楽しさ」「美味しさ」「感動」)とは何か?』という観点から、立場の異なる4人のパネリストに意見を述べてもらいます。来場される皆さんには、彼らの対話を通して”これからの食育”を考えるキッカケにきっとしていただけるはずです。

 登壇者は、神奈川県立保健福祉大学学長の中村丁次氏、茶道上田宗箇流正教授の山本宗佳氏、主婦の藤原志保氏の3名に加え、後半のディスカッションでファシリテーターも務める禅僧・臨床心理士の吉村昇洋がどのような切り口で語るのか注目です。

■開催概要
日時:2013年6月23日(日)10時00分〜12時00分
場所:県立広島大学 2143大講義室
   広島県広島市南区宇品東1丁目1−71
アクセス:<広島駅から>
 【バス】広島バス31号(翠町)線→「県立広島大学前」下車徒歩1分
 【市内電車】広島電鉄[5]広島港行→「県病院前」下車徒歩7分

参加費:入場無料 (予約不要)
お問合せ:082-513-3076 (広島県健康対策課 健康企画グループ)

詳細はこちら:第8回食育推進全国大会HP

○連載:仏教なう

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