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「フレンチキス」の誤解と真相

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皆さん、「フレンチキス」ってご存じでしょうか? 日本語では別名「ディープキス」とも呼ばれる、情熱的な口づけのことです。

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「え? 唇を軽く触れ合わせるキスのことじゃないの?」と思った方、それは大いなる勘違い。本当は舌を絡ませるエロチックなキスのことなのです!…なんて偉そうに書きましたが、実は私も、勘違いしていた人間のひとり。

でも、考えてみればフランスの名を冠するキスが、お子さまのような軽いキスなわけないですよね? 世界のセックスシンボルと呼ばれた女優ブリジット・バルドーや、「パリ市庁舎前のキス」で知られる写真家ロベール・ドワノーを輩出した“恋愛の国”ですから。

しかし意外や意外、その行為を意味する動詞「galocher」は、仏仏辞典『Petit Robert』の2014年版で、初めて登録されたのだとか。この辞書は5月に発売されたばかりです。「galocher」には、「舌と舌とを触れ合わせてキスをする」という説明がつけられているそう。

上記の辞書を出版しているロバート・パブリッシング・ハウスのローレンス・ラポルテさんによれば、「『長い時間口づけをする』とか、フレンチキスを説明する表現はこれまでにもいくつもありました。けれど、それを表現する単独の単語というのはありませんでした」とのこと。

「フレンチキス」はかつて「フロレンタイン(Florentine)キス」とも呼ばれ、第1次世界大戦後に欧州から戻った兵士たちが各国で広めた、とされています。当時フランスは性的に発展している国と考えられていたのでした。ちなみにフランスでは、「恋人のキス」とか「舌を合わせるキス」などとも呼ばれていたようです。

ラポルテさんによると、galocherはスラングとしてはずいぶん前から使われていましたが、辞書に登録されるのは初めてなのだとか。「La galoche」はフランス語でアイススケート用の靴という意味なので、galocherは氷の上をすべる、という意味が転じたものと考えられているそうです。
(岡 真由美)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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