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東国原氏の公選法違反疑惑発言に「緊張感なさすぎる」との声

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「いま維新は非常に厳しい。大阪の地域政党として立ち上がったのが2010年で、破竹の勢いで上がってきたんですが、初めてというぐらいの逆風でございます」

 そう神妙な面持ちで話すのは「日本維新の会」所属の東国原英夫代議士だ。5月下旬、都内ホテルで催された参院選新人候補者のパーティでの一コマである。

 東国原氏のいう通り、維新への世間の風当たりはかつてないほどに強い。きっかけは橋下徹・共同代表の「慰安婦は必要」「米軍は風俗を活用すべき」発言だ。それまで維新は、与党自民党の人気に唯一対抗できる野党と目されていた。しかし、6月1、2日に実施された共同通信の世論調査では、比例の投票先として自民、民主、公明に続く4位に順位を下げた。参院選の公認予定候補者の辞退も相次いでいる。

 それだけに、続いて飛び出した東国原氏の発言を聞いたパーティ出席者は“緊張感がなさすぎる”と唖然としたという。

 以下、発言を再録する。

〈きたる参議院選挙、まだ告示、公示はされておりませんので、この現場でみなさんおひとりおひとりに、きたる参議院選挙、A君(実際は実名)に、『一票をお願いします』ということをここで公言できないんです。まだ選挙になってないんで。ここで、A君に『一票をお願いします』とはいえないんです。

 いいですか、いってませんからね私は。『一票をお願いします』ということをいえないということを説明しているんですから、私は。どうかご斟酌いただければと思います〉

 言葉通り斟酌するならば、誰がどう聞いても、“一票を入れてください”というスピーチである。都道府県選挙管理委員会連合会の清水大資・事務局長が指摘する。

「公職選挙法は選挙公示前の投票呼びかけなどの選挙運動を禁止しています。公示前に『一票ください』と投票依頼するのは、明らかに違反です。また、投票依頼の表現は様々ですから、それに準じる発言、行為も抵触します」

 誤魔化してはいるが、発言は明確な投票呼びかけだ。橋下氏の舌禍騒動を受けても、いまだに懲りないのか。

 東国原事務所に聞くと、こういう答えが返ってきた。

「これまでもこのような表現はあらゆる選挙応援演説等でしている」「あくまでも公職選挙法の説明をしているものなので、特に問題はないと認識している」
 
※週刊ポスト2013年6月21日号



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