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型破りか定石か

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

型破りか定石か

「厳粛な祝賀会で「うっせー、うせやがれ」は県会議員として以前に社会人として×でしょう!田村埼玉県議の一方的なブログについて」 2013年06月06日 『BLOGOS(ブロゴス)』
http://blogos.com/article/63693/

これって、自己流を貫きたい経験不足の若者(政治家としては40代は若者だろう)と、選挙の従来のセオリーを踏襲しなければ負けてしまうという上司づらしたい片山さつきという構図。

最近はもっと若者の柔軟なやり方を採用しないと日本の未来はない、みたいな主張が多い。小泉進次郎とかも若者をアピールしているし、ちょっと前まで橋下徹の型破りさが人気だった。原点は小泉純一郎元首相かな。小泉進次郎も父親の威光があってこそ、生意気(?)な発言ができるわけだし、橋下徹は小泉純一郎の手法のまねだし。

   *   *   *

でも今回の田村たくみ県議の「型破りさ」は誰も支持しないだろう。選挙で勝たなければ意味ない。選挙はこれまでのセオリーを踏襲して堅実に戦うべきだと。

落選してしまったら、いくら良い政治をやろうとしても不可能なのだから、当然とも言える。

でもそれなら会社も同じだと思うんだけどね。いくらすばらしい製品を目指しても、その前に会社が倒産してしまったら意味がない。従来通りの方法をとれば確実に得られる売り上げを、若者の奇抜な自己流で失うわけにはいかない…ということになると思うんだよね。

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まあ、人々は「成功している型破り」を称賛するのであって、「失敗し続けている型破り」をただのアホだと評価するのだろう。いやまったくその通り正しいのだが。

本当の型破りさ(成功するかしないか不確定な段階の)を支持している人なんて、若者を含めて誰もいないんじゃなかろうか。でもそれなら、従来からの古い日本の頭の硬い中高年の管理職と同じだよね。

成功した結果だけ見て「ああいう大胆な発想が重要だ」というのは、誰だってできる(笑)。

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橋下徹に対しても、ちょっと前まではみんな「なにかすごいことをやってくれそう」とその型破りさを期待していたはず。しかし実際にすごいことをやったら、流れが一転「こんなとんでもないことをやる奴は危険」ということになった。

やっぱ大衆は若者も中高年も別け隔てなく凡庸。

型破りな人間にもっとチャンスを与えるべきだ。
なんでこんな常識もわきまえない人間にチャンスを与えたんだ。

そんな人達の声など百万言あっても、なんの意味もない。日本を「失敗が許されない社会」とか批判する人が多いけど、そういう社会を作ってるのはそういう批判をしている人たち自身。

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橋下徹の危うさというのは最初から予測できてたわけで、それでもあえて橋下徹を支持した人たちは、ずっと支持し続けるべきだと思うけど。俺は最初から橋下徹をあまり支持していないけど。だって使ってる政治手法が危なっかしすぎ。ただそれを駆使して都構想実現寸前まで持っていった点だけは評価するけど。

型破りさを支持するなとは言わない。でも判断は極めて慎重であるべき。安直に型破りさを支持してはいけない。そして一度支持すると決めたなら、ちょっとやそっとで覆してはいけない。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年06月12日時点のものです。

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