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世界で活躍する人の“欧米流ジョーク”の身につけ方

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 「日本のビジネスマンの多くは、いくらエリートと言われていても、世界に出て行っても大きな活躍をすることができない」。この主張に対して、あなたはどう思うでしょうか。語学も論理的な思考法も身に付けたエリートビジネスマンならば太刀打ちできるはず! と思う人もいるはずです。
 しかし、海外で長く活躍してきたベテランビジネスマンに言わせれば「まだフツーレベルですら追いついていない人が多い」レベルなのだとか。『そろそろ、世界のフツーをはじめませんか』(今北純一、船川淳志/著、日本経済新聞社/刊)では、海外のビジネスシーンで活躍する二人の著者が、「世界のフツーができない日本人」をテーマに、世界で活躍できる人材について語り合っています。

 今回、新刊JP編集部は今北氏と船川氏、2人の著者にインタビューを敢行。海外でビジネスをするために本当に必要な力について話を聞きました。欧米ではコミュニケーション能力が大事になりますが、やはりユーモアがある人は好かれるようで…?(以下、敬称略)
(新刊JP編集部)

■ 欧米流ジョークの身につけ方

―本書には様々なテーマが散りばめられていますが、その中でも、コミュニケーションについてお話をうかがいたいと思います。会話のタブーについてお聞きしたいのですが、日本では政治や宗教はある種のタブー的な空気があります。

船川「この本にも書いたけれど、それでは外では通用しないですよね。政治や宗教について、あなたはどう思いますか? と聞かれて答えられないと、相手にされなくなっちゃう」

今北「ヨーロッパ人は、政治と宗教と、もう一つがセックスの話題。下ネタです(笑)この3つのテーマをしゃべりたいんですよ。」

船川「そういう意味では、ヨーロッパは広告も面白いですよね。ヌードに対する寛容さはアメリカよりもはるかに高い。アメリカはそこまでではないけれど、女性のセックスアピールはOKだし、ヌードがエクスポーズ(披露)されても誰も何も言いません。ある意味、成熟しているといえるのかな」

今北「ジョークは日本にもあるけれど、ヨーロッパではそれがウィットやユーモアが混ざって洗練されていくんです。それを、今の話題で申し上げると、政治も宗教も性的なトピックも洗練されていくので、ジョーク混じりに言っても全然いやらしさがないんですよ。どんなタイミングでも言えるんです。
また、日本人は政治に関して特定の意見や思想を持っている人はあまりいなくて、その代わりに、経済や産業、技術については何かしら意見を持っています。これがヨーロッパだと逆なんですよ。みんな政治的なトピックに対しては一家言あるけれど、ビジネスはどうでもいいんです。カトリックになると、“お金はダーティー”と植え込まれていますからね。そういう背景もあります」

―あと、面白いと思ったのがユーモアの感覚の部分ですね。今おっしゃられたように、欧米のジョークはセンスがあるように思いますが、お二人はどのようにそれを学んだのですか?

今北「私は彼(船川)に習いました。プロですから(笑)場を和ますようなジョークが言えないと自分の発言の機会が持てないところがあるので、話の上手な語り部を真似したり、どうやってネタを仕入れたのか探ったりするところからはじめましたね」

船川「あと、映画から学べるものはすごく多いですよ。ジョークがいたるところに散りばめられているし、間合いを学ぶことができます。TPOに合わせたジョークを勉強できますね」

―では、本書をどのような方に読んで欲しいですか?

今北「まずは女性ですね。特に母親やこれから母親になる人。なぜかというと、母親がこの本で書かれていることの重要さを理解してくれると子育ての仕方が変わると思うからです。子どもに接する時間が一番長いのが母親なので、本気で母親の皆さんが私たちが書いたことを確信してくるならば、日本人は『世界のフツー』になっていくと思います」

船川「私は悶々としている人に読んで欲しい(笑)ニートの方とか、高偏差値の大学に入ったのに上手くいかなくて、『こんなはずじゃなかった』と思っている人たちにも読んで欲しいです。実は私もニートの経験者なので」

今北「また、若手のビジネスマンの皆さんにも読んで欲しいです。今はグローバル化といって英語公用語化などの波がありますが、本当にそうなのかなと疑問に思って欲しいですね。もちろん英語は出来るに越したことはないですが、私から見れば必要条件であり、十分条件ではありません。このときの十分条件は、個人の考えや意見をすべてぶつけることで、自分に素直になることです。
おそらく多くの人がもやもやしたものを抱えていると思います。そうした現状を打破するために役立てていただければありがたいですね」

―ありがとうございました!

(了)



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