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脳科学が明かす「ときめき」の正体

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「恋がしたい!」と思っても、なかなか若い頃のように異性にときめけない…。R25世代の中にはそんな歯がゆい思いをしている人も多いかもしれない。思春期や青春時代の恋愛で感じたようなあの不思議な感覚を、大人になっても同じように感じることは難しいのだろうか? そこで、「ときめき」の正体を探るべく、脳科学者の中野信子先生に聞いてみた。

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「“ときめき”の正体は、快楽や快感をもたらす脳内物質である“ドーパミン”。視覚や言葉などによって異性からの刺激を受け取ると、脳の報酬系と呼ばれる部分を中心にドーパミンが放出され、ときめきを感じるという仕組みです」

中野先生によれば、「ときめき」は人間が種を存続をしていくための大切なシステムのひとつだとか。人間が個体の生存を優先して考えたとき、「子孫を残す」という行為は本来であれば負担になる。子育てにかかる経済的負担はもちろん、女性の場合は妊娠による肉体的負担も大きい。そのため、「恋=ときめき」によって脳の働きを一時的に麻痺させてやらなければ、人間の脳が「子孫をつくろう」と判断をするのは難しいのだとか。「ときめき」は、脳の発達によって理性が強くなった人類にとって、子孫を残すために必要な進化上の工夫というわけだ。

そんな生物学的システムともいえる「ときめき」は、やはりというべきか、加齢によって感じにくくなる傾向にあるという。

「ときめきのもとであるドーパミンなどの脳内物質は、加齢とともに分泌が減少します。また、ドーパミンをつくる神経細胞(ドーパミンニューロン)も、10歳年を取るごとに平均10%程度が死んでしまうとされています。そのため、年齢を重ねれば重ねるほど、ときめきを感じる機会は減っていくといえるでしょう」

ドーパミンの分泌量だけからいえば、最も「ときめき」を感じやすいのは思春期~20歳代前半ぐらいだそう。脳科学的には、20代後半からだんだんと「ときめき」を感じなくなってくるのは自然な現象というわけだ。

年齢を重ねても「ときめき」を感じるためには「新しい刺激を与えて脳を喜ばせるようにすることが重要。常に脳を使うよう心がけていくことで、ドーパミンの減少スピードを遅らせることができる可能性があります」と中野先生。昔のような情熱的な恋がしたいという人は、嘆いていても始まらない。積極的に新しい異性との出会いを求めてみるのが近道かも?
(有栖川匠)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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