初対面の人に好印象を持ってもらえるための方法

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初対面の人に好印象を持ってもらえるための方法
 初対面の人に「好感を持ってもらいたい」「また会いたいと思ってもらいたい」という印象をもってもらいたいのは、誰もが望むところだろう。どうしたら相手に好印象を与えることができるのだろうか。『世界一のメートル・ドテルだけが知っている、好感を持たれる60のコツ』(宮崎辰/著、マガジンハウス/刊)は、「また会いたいと思われる人」「好感を持ってもらえる人」になるために、著者の宮崎辰氏の16年のサービスマンとしての経験から学んだ60のコツを紹介する一冊だ。

 最後の印象が良ければ「また、会いたい」と相手に思ってもらえるということになる。では、最後の印象を良くするためのファーストコンタクトはどうしたらいいだろうか。
 ここでやってはいけないのが、自分をわざと印象づけるような奇をてらった挨拶だ。たとえば、男女数人が集まるパーティーに参加する場合、そのときの挨拶で注目度を上げるために、いきなり、ハイテンションな挨拶をしたら、参加者の多くの人は「この人はちょっと軽すぎる」と思われる可能性がある。なので、社会人として常識のある定石に沿った挨拶が一番いい。このような挨拶であれば、間違いなく第一印象は平均点以下を下回ることはないからだ。
 ファーストコンタクトで相手の目に最初に飛び込んでくるのは、目だ。その後に表情、服装、身体のなかの小さなパーツから大きなパーツへと視線が移動してくる。だからこそ、ファーストコンタクトでは、視線をどこに置くかは大事なこと。相手の目を見て挨拶するというのは、外国人には当たり前のことだが、日本人は相手の目を見過ぎると視線で威圧感や圧迫感を感じる民族だ。だから、視線は多少ずらした方がいい。
 たとえば、目と鼻の間を見たり、眉の間を見たりしてみよう。両目を見ようとすると視線はだいたいずれるので、相手を直視することを避けることができる。相手が真剣な話をしている場合は、片目だけ見るようにする。そうすると、相手を直視することになり、話を真剣に聞いていますということが相手に伝わりやすくなる。

 著者の宮崎辰氏は、サービスの技量の世界一を決める「ク―プ・ジョルジュ・バティスト」サーヴィス世界一コンクール東京大会にて優勝し、日本人で初の「世界一のメートル・ドテル」となった。メートル・ドテルとは、給仕を行うサービスの責任者で、日本では給仕長と訳される。フランスでは、伝統的にシェフと同等の職業認知を受けており、レストランという空間すべての演出家の役割を果たす。知識、技術、判断力、高いコミュニケーション能力が要求される総合的な職業だ。

 定石に沿った挨拶、相手の目を見過ぎないといったことは意識すれば気を付けること。ちょっとした振る舞いを意識することが好感を持たれることにつながるのだ。ただ、こうした本書で紹介されている好感を持たれるコツは、「気持ち」があってこそ初めて相手に伝わるということも忘れてはいけない。接客業、営業職だけではなく、社内でのコミュニケーションやプライベートでも役立つだろう。
(新刊JP編集部)



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