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7月1日に「あけおめ」メールを送る理由とは?

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 ある特定のスポーツチームや選手を応援していると、その話題が出るとつい熱く語ってしまったり、たまたま話していた人が同じチームや選手が好きなことを知ると、異様に親近感が湧いてきたりする経験をしたことがあるはずだ。そして、その中には、好きなものを共有する人間たちにしか分からない「あるある」ネタが必ず存在する。

 というわけで、今回クローズアップするのは、ソチオリンピックを来年に控え、熱が高まっているフィギュアスケート
 愛する選手を応援するために海外まで遠征に行っちゃうガチなスケートオタクたち(略してスケオタ)の愛がつまっている『スケオタあるある』(スケオタあるある委員会/編、緒方貴子/漫画、扶桑社/刊)から、スケオタの生態に迫ってみよう。

<「あけおめ」のメールは7月1日に送る>
 シーズンの開始日は選手やファンたちにとっての「新年」。フィギュアスケートの場合は7月1日なので、ファン同士はその日に「あけましておめでとう」とメールを送り合うそうだ。また、夏にフィギュアスケートはないと思っている人も多いだろうが、実は夏にも「アイスショー」が開催されている。もちろん会場内は寒いので、夏でもダウンやカイロは必須。かさばる上着やスケーターへのプレゼントで異様に荷物の多い集団がいたら、スケオタとみて間違いない。

<意外なところでテンションが上がる>
 「iPhone 4S」や乗り物の「3A」という座席番号を見ると、興奮してしまうのがスケオタの習性だ。スケートで「4S」は「クワドサルコウ」、「3A」は「トリプルアクセル」のジャンプのこと。また、ビルで「4F」という表記を見ると「クワドフリップ」を連想してにんまり。洋菓子のモロゾフから思い浮かぶのはもちろん、ロシア人コーチのニコライ・モロゾフ。「スケート関係の差し入れはモロゾフ(笑)」という徹底的なスケオタもいる。

<職場でスケオタを公表する?>
 これは大きく分かれるところだ。公表した上で、周囲が休みをとる時期に働いていれば、有給を取りやすい雰囲気になる利点があり、上司に有給を申請すると「今度はどこの大会?」と聞かれるスケオタも。一方で、高橋大輔ファンのスケオタは「同じ部署に織田(信成)くんのファンがいた」ということから、部署が変わるまで完全秘匿。バンクーバー五輪の観戦ツアーも会社に内緒で参加したそうだ。なかなかデリケートな問題である。

<遠征は過酷、でも行きたい>
 海外遠征常連のスケオタ4人が集まった対談では、過酷な旅程で盛り上がっている。
 金曜日に仕事を終えたあと、夜の便で海外へ。帰ってくるのは月曜日の朝というスケオタもいれば、仕事でもないのに過密スケジュールで世界を一人旅しているため、入国審査で不審者扱いされるという人も。
 彼女たちに共通しているのは「観光しない」ということだ。なぜなら朝の練習から夜の試合終わりまでスケートリンクにいるから。目的は応援している選手を観に行くことであり、それがスケオタたちの幸せなのだ。

 語り尽くせない「スケオタあるある」。スケオタならば「あるある」と頷き、そうでない人には驚きのネタが満載だ。また、選手たちの好調・不調の見極め方や、ライトなファンには知られていない人柄など、フィギュア観戦がよりいっそう楽しくなる情報も詰め込まれているので、ライトなファンでも楽しめるはず。スケート愛に溢れた一冊である。
(新刊JP編集部)

*記事中の高橋大輔選手の「高」の字は、正しくは口がはしごとなっている異体字ですが、環境によって文字化けする可能性があるため、「高」の字を使用しています。



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