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「ひな壇番組は自作自演の構造」とナイトスクープ放送作家談

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 タレントや芸人がズラリと並ぶ「ひな壇番組」が増えているが、こうした流れに、「テレビがつまらなくなっている」と警鐘を鳴らす声も。元テレビ朝日プロデューサーの皇(すめらぎ)達也さんはこう指摘する。

「芸人がセットがわりで、美術のセットもいらない。タレントのギャラだけだから、低予算でできる。『アメトーーク!』のように面白い番組もあるけど、かといって同じようなことばかりやっていたら、テレビのバラエティー番組はダメになる。ひな壇番組がまだもっている間に、次の策を考えないと」

『オレたちひょうきん族』(1981~1989年、フジテレビ系)や『SMAP×SMAP』(1996年~、フジ系)など多くのヒット番組を手がけてきた元フジテレビプロデューサーの佐藤義和さんもこう嘆息する。

「かつてはどの番組にも、いかにもフジ、いかにも日テレといった局のカラーがありましたが、今はオープニングから中身、CMの入り方や戻り方、エンディングに至るまで、どの局も全部同じ作り方。

 これでは代わり映えがせず、新しいものが作り出せません。ぼくが今、番組を作るなら、ひな壇、グルメ、散歩…この3 つを外して、予算内で何ができるかを考えると思います」

 それにしても、再び問わずにはいられない。どうして私たちはひな壇番組を見てしまうのか。放送作家として『探偵!ナイトスクープ』など多くの番組を手がけた作家の百田尚樹さんはこう語る。

「言葉は悪いですが、番組全体を構造的に考えると、ひな壇番組は自作自演のようなところがあります。例えばVTRを見せて、それに対する生の声をひな壇芸人を使って発言させる。そうすることで、実際の視聴者にも同じ見方、感じ方を誘導しているところがあると思います。

 それは制作側が自信を失っているからですが、視聴者の側もまた自信を失っているのではないでしょうか。ひな壇芸人が“ここが面白かった”と言うと、ああ自分と同じだと思って安心するとか。双方が、自分の感じ方に対してもっと自信を持ってほしいなと思うことがあります」

※女性セブン2013年4月4日号



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