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橋下大阪市長の「領土問題を国際司法裁判所にゆだねる」発言について升永英俊弁護士にお話を聞いてきました。

橋下大阪市長の「領土問題を国際司法裁判所にゆだねる」発言について升永英俊弁護士にお話を聞いてきました。

2012年10月10日 橋下大阪市長の「領土問題を国際司法裁判所にゆだねる」発言について升永英俊弁護士にお話を聞いてきました。

升永弁護士
「私の知る限りでは、過去の人類の歴史で、全ての戦争は、領土問題が発端です。」
ということです。

全文書起しです。 

聞き手
 今回大阪の橋下市長が9月の23日の政策討論会の時に竹島の共同管理その他について言及されました。その時に国際司法裁判所(ICJ)の裁定を目指した方がいんじゃないかと、いう風に政治家としてほぼ初めて発言された様なんですけれども、それについてお話しいただきますでしょうか?

升永弁護士
竹島問題以上に重要なのは尖閣列島の話しです。それについては橋下さんはどう言ってると、松島さんは、認識されておられますか?

聞き手
 竹島尖閣両方を国際司法裁判所(ICJ)にという風に、ネットの中で読んでいる分には、出てきましたけれども。

 升永弁護士
 私もネットからしか情報がないんですが、橋下さんが竹島、尖閣、北方領土の三島問題を国際司法裁判所(ICJ)(International Court of Justice)で解決するという事を言っておられるとインターネットで知りました。これは、今日本に大きな影響力のある政治家から出た言葉として、凄い発言だと思いました。

国際司法裁判所(ICJ)による領土問題の解決は竹島においては既に野田政権が提訴するといってます。日本が領土問題を国際司法裁判所に解決を委ねる方法があるという事については、別に橋下さんが初めてという訳ではない。それについては、野田政権も言っている訳ですから、決して新しくも何ともない。新しいのは、尖閣列島もやはり国際司法裁判所に提訴して、その判断にその解決を委ねたいと言っていることです。これは、影響力のある政治家の発言としては、橋下さん以外に僕は訊いた事がない。発信力のある人で誰かいっていますか ? 政治家でなくても ?

聞き手
 今のところ多分僕も聞いた事はないし、そもそも、その尖閣列島に関しては、実質的な支配も日本がやっている訳だし、領土問題はないという内容が、世の中一般ではないでしょうか。

弁護士
 それを国際司法裁判所の判決に委ねたいという人は、橋下さん以外いない。
政治家と限定しなくても、発信力のある人、ジャーナリスト、政治評論家が、尖閣列島を国際司法裁判所の裁判で、この紛争の解決をすべきだという事を世間に発信した人は、今零です。
 この尖閣の問題を知って、私は、解決方法を思いつかなかった。この橋下さん発言を数日前にインターネットで知って、こういう方法があるんだと知って、「ストン」と落ちました。
私の知る限りでは、過去の人類の歴史で、全ての戦争は、領土問題が発端です

例えば日本の満州事変もそうですし、第二次世界大戦もそうです。
結局アメリカ政府から「日本は、満州から撤退しろ」、というハル・ノートが出て、「それを受諾する事はできない」、「満州から撤退できない」という事で、第二次世界大戦が始まった。
 これは、米国からみれば「満州国を日本の領土にすることを、許さん」、日本からみれば、「日本は、満州国を放棄しない」という、両国間の領土問題です。フォークランドのアルゼンチンとイギリスの戦争もそうでしたし、それからパレスチナ難民とイスラエルとの間に起きている武力衝突も、ガザ地区という領土がどちらに属するかで始まっている。武力衝突は、領土問題からです。それを争っている両当事国にすると、それぞれに正当な理由があって、両当事国が、粛々とやる訳です。

粛々というのはすごくいい言葉に聞こえるけれども、相手の言う事をきかないという事を意味します。自分が正しいと信じる途を突っ走るというのを「粛々」といいます。両国が領土問題で粛々とやる事は、悪くすると、戦争に突入するということです。多くの歴史がそうなっている訳です。

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