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「日産 その栄光と屈辱」佐藤正明氏講演 2012年10月25日八重洲ブックセンターにて

さる10月25日、八重洲ブックセンター本店にて開催された
「日産 その栄光と屈辱」
著者佐藤正明氏の出版記念講演記録書起し全篇です。

「日産 その栄光と屈辱」佐藤正明氏講演 2012年10月25日八重洲ブックセンターにて 「日産 その栄光と屈辱」佐藤正明氏講演 2012年10月25日八重洲ブックセンターにて

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はじめまして、佐藤正明です。日経BPを退社して5~6年たち、今は表参道ヒルズの上に個人事務所を置いています。
なんでそんなところに事務所を置いているのかというと、やはり静かだからです。下はざわざわしていますが、上はものすごく静かです。
僕が取材する人たちビジネス街にいて、表参道で仕事をすることなどない人たちばかりです。僕も新聞記者をやっている時に、表参道で酒を飲んだ経験など1回もありませんでした。
そういうところにいると、物珍しさで人が来てくれる。本当は僕が取材先に出向くべき時でも、相手から来てくれるわけで、ありがたく思っています。

僕は 1日に2万歩を歩くことを目標にしています。2万歩というのは 1時間で8千歩ですから 、2時間半ぐらいということです。
人から何でそんなバカなことをやっているのかと言われますけど、48歳の時にギックリ腰をやったからです。ゴルフをやっていて、ボールを置いた時にガクッと来た。その場はたいしたことないと思って予定どおりアメリカに出張に行ったのですが、痛くて痛くて・・・。これはギックリ腰だなということで、帰国後このビル(八重洲ブックセンター本店)の隣にホンダの旧本社の中にカイロプラクティックの治療所があり、ある人の紹介でそこの先生に診てもらったんです。
なぜホンダのビルの中にというと、本田宗一郎さんもギックリ腰で四谷の治療院に行っていたけど、そこまで行くのが面倒臭くて「ホンダのビルでやってくれ」ということでビルの中に治療院を入れたわけです。
僕がその先生に言われたのは、カイロプラクティックというのは骨をボキボキ矯正するだけでなく、あとは自然治癒、本人の自覚の問題だと。そのためには1日に1万5千歩、歩きなさいと。
1日1万5千歩を続けていれば、あなたと私は生きている間は顔を合わせる必要がないでしょうと言うんです。その後、1万5千歩も中途半端だなと思って、2万歩を歩くことにしたわけです。
勤めているときは毎朝 1時間から1時間半ぐらい歩いていました。通勤がなくなって表参道で仕事をしていると、なかなか外へ出る機会がないので、2時間は歩くということにしたわけです。
やはり効果は抜群です。その先生は亡くなりましたが、おかげさまで2万歩を歩いていると、その後ギックリ腰はまったくなくなりました。
あと、僕は本当にズボラな人間です。ズボラな人間だから、新聞記者時代から取材の時にメモを取らない。取材か雑談か訳の分からない方法をとるほうが、むしろ相手の本音が聞きとりやすいんです。
今まで本を何冊も出しましたけど、それを書くときもスケルトンに引っ張られるのが嫌なので、一切作らないできました。
ではどうするのか。散歩の間に考えるということですね。本の構成や表現を 2時間の散歩中に考えるんです。ただ、紙もペンも持って行きませんから、家に帰ると忘れてしまっていることが大半で、2割ほど残っていればいい方です。でも、それでいいと思ってやっています。

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