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【3/1】寺業再興―地域のいのちを支える「ソーシャルビジネス」入門@大阪 應典院

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2013年3月1日(金・友引)、大阪・應典院は『寺業再興―地域のいのちを支える「ソーシャルビジネス」入門』が開催します。人口減少と家族のあり方の多様化は、家族制度を基盤として維持されてきた寺院経営にも大きな影響を与えることが予測されています。同企画は、このような状況を鑑みて、僧侶、研究者、民間企業人が「寺院のソーシャルイノベーション」について理論と実践の両面から語りあい、次世代の”寺業再興”を検討するというもの。彼岸寺からは「未来の住職塾」塾長・松本紹圭が登壇します。

全国に7万6千か寺もある日本のお寺は、「いずれ6千か寺まで減少するだろう」と予測する資料もあるそうです。もちろん、寺院の衰退=仏教の危機ということではないのですが、寺院がなくなってしまうと仏教は「場」を失ってしまうことになります。お寺社会ではお金の話はタブー視されがちですが、「場」を維持するうえでは経営基盤としての「収益」の問題からは目をそむけることはできません。

『寺業再興』は、この「お金」と「お寺の維持」にまっすぐ向き合おうとする挑戦的な企画です。

それでは、人口減少や家族制度の変容によるお寺を支えてきた檀家制度のほころび、すなわち経営基盤の地崩れに対して、どのような対処が考えられるのでしょうか? 同企画のフライヤーには「既存の教団や既存の寺院社会はその危機を顧みず、従来の制度に安住したまま自らイノベーションを起こす気配はありません。住職世代には、その発想やスキルも乏しく、もはや次世代に継承すべきものは負の財産しかないという嘆きも聞こえてきます」と記されています。

このような状況のなかで、寺院自らが社会貢献活動に関わったり、NPOと協働して新しい事業モデルも生まれつつあります。空間、建物、歴史……意識するしないに関わらず、寺院には豊かな資源を抱えています。それらを今までとはまったく異なる切り口で事業化する着眼点が、新しいかたちで寺院を”社会化”する動きです。つけ加えて言えば、「未来の住職塾」はまさに自らの手で”寺業再興”を推し進める力のある住職を育成しようとする場とも言えます。

秋田師は「寺の原点である”学び””癒し””楽しみ”を再興する寺業リバイバルプラン」を提案しています。宗教法人のままでデイサービス事業や託児所に取り組む寺院など、地域の信頼関係やネットワークを活かしたソーシャルビジネスで、新しい”寺業”を作りだしていくのはどうか、というアイデアです。

寺院が本来持っている”公共性”を保ちながら、持続可能な経営を作りだしていくにはどうしたらいいのか? 『寺業再興』では、単なるノウハウ提供の場ではなく、仏教と社会をめぐるさまざまな課題を4時間かけて掘り下げていきます。

お寺ルネッサンスを担った應典院で、代表の秋田師、今まさに次世代の僧侶とネットワークを築き、未来のお寺マネジメントを伝えている松本、そして長くNPOと経済を研究してきた深尾昌峰さん、大手証券会社で宗教法人を観察してきた塚嵜智志さんの論客が、お寺が地域に貢献しながらイノベーションを促進するノウハウを相互に学び合う試みの場になりそうです。

次世代のお寺を担うお坊さん、お寺と一緒に新しい動きを作ってみたいと考えている人、とにかく新しい動きに触れてワクワクしたい人、ぜひご参加ください。

開催概要
日時:3月1日(金)13時-17時(午前中に幼児教室見学会、夕方には懇親会あり)
会場:應典院(大阪市天王寺区下寺町1-1-27)
アクセス:大阪市営地下鉄谷町線「谷町九丁目」徒歩8分、大阪市営地下鉄堺筋線・近鉄線「日本橋」徒歩9分
参加費:3000円
詳細・申し込み:http://uemachi.cotocoto.jp/event/97399
またはみんてら(川本商店)fax048-254-0888まで
主催:みんてら
共催:應典院

○連載:仏教なう

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