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じん(自然の敵P)1万4千字ロングインタビュー・音楽を使って物語を伝えたい(1)

じん(自然の敵P)1万4千字ロングインタビュー・音楽を使って物語を伝えたい(1)

今回は『NETOKARU』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/301642をごらんください。

じん(自然の敵P)1万4千字ロングインタビュー・音楽を使って物語を伝えたい(1)

じん(自然の敵P)1万4千字ロングインタビュー・音楽を使って物語を伝えたい(1)

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
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2012年現在で6作品が動画サイトで100万再生を突破、1stアルバム「メカクシティデイズ」はオリコンウィークリーチャート初登場6位、 本人執筆による小説「カゲロウデイズ」は2巻トータル60万部を突破など、マルチクリエイターとして驚異的な活躍を続けている、じん(自然の敵P)。普段からIAを多用する彼も、『IA/02 — COLOR –』に参加。NETOKARUでは、『IA/02 — COLOR -』リリース記念特集第ニ弾として、ニコニコ動画世代の最先端をいく音楽家にとって音楽とは?物語とは?作品とは?に迫るロングインタビューを敢行した。

「音楽を使って物語を伝える」形式でありたい

―じんさんの作る曲は物語性が強いというのがまず第一の特徴だというのはみんな認めていると思うのですが、ではそれ以外の部分、つまり楽曲そのものについてはどういう方向性を目指しているのでしょうか。ロック的なアプローチを多用している気がしますが、ストーリーに似つかわしいジャンルとしてロックを選んでいるのでしょうか? それとも、もともとBACK HORNなんかがお好きだったそうですし、個人的な好みなんでしょうか?

じん: 根本的にはやっぱりストーリーが最優先なので、それに適合する音楽をやっているんです。もちろんそれは自分の引き出しの中から出しているわけですけど、ロック的なものについても、「これをやりたい」っていうよりは「やる必要性を感じた」っていう感じですね。

―ということは、じんさんが楽曲を通してリスナーに伝えたいことは、まずは物語内容、もっと言えば物語の持つメッセージ性なんでしょうか?

じん: いや、それもまたちょっと違うんですよ。ストーリーを優先すると言っても、物語内容を知ってほしいというよりは、音楽を使って物語を伝える形式の作品であるということが第一です。僕は昔から、そもそも「伝わる」っていうのがけっこう難しいことだと思っているんですね。だから「元気出そうよ」みたいな単純な一言であっても、言葉で表現したらそれが人に届くことで「おっ!」って思ってもらいたい。つまりストーリーを理解してほしいとか音楽を聴いてほしいというよりは、どんな楽しみ方でもいいので何かを感じてもらいたいんです。もちろんストーリー上では「ここはこれに気づいてほしい」っていう気持ちはありますけれども(笑)、作品を人に聴いていただくとか見ていただくという根底の部分に関しては、そういう思いで作っています。

―なるほど。もちろん物語内容も楽しんでほしいけれど、まずは物語であること自体が作品を提供する手段になっているということでしょうか?

じん: もちろん自分の言いたいことを理解してもらうっていうのも重視しているんですけれども。でもちょっと不思議な話ですけど、僕の気持ちより、たとえば物語内でキャラクターが抱いている気持ちを感じてほしいんですよ。

―なるほど。音楽性としてはロック的でありながら、いかにも昔ながらのロックらしく「作者自身の魂の叫び」を伝えたいというよりは、キャラクターの気持ちを伝えることを重視しているというわけですね。

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