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どうなる? 販売を開始したMS純正のハード「Surface RT」の行く末【デジ通】

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マイクロソフトのタブレット端末「Surface RT」が3月15日から発売されている。現在、日本のタブレット市場はアップルのiPadやAndroid系デバイスで構成されており、そこに同じARM系とはいえWindowsの流れをくむタブレットが、しかもOSを開発したメーカー自身のブランドで参入してきたわけだ。

Surface RTに限らずWindows系のタブレットは、パソコンからキーボードを取り外しピュアタブレットへ変化させた製品と言えPCからタブレットに降りて行く形の製品だ。これに対して、iPadやAndroid系タブレットはスマートフォンを大きく進化させた形の製品だ。いうなれば出自の異なるSurface RTやWindows RTはiPad(iOS)やAndroid系タブレットの牙城に食い込んでユーザーを奪って行けるのだろうか。 それとも別のユーザー層、たとえばPCをメインに使っていた人たちを奪うということになるのだろうか。

日本マイクロソフトはSurface RTの発売日となった3月15日にプレス向けイベントを開催した。ここで、マイクロソフトのSurface and Windows Hardware Seles and Marketing担当ジェネラルマネージャーのブライアン・ホール氏が他のタブレット、特にiPadよりも優位な点をいくつか挙げていた。 いわく

・スタンドが付いており机に置いても使える。
・マルチユーザー対応で家族でアカウントを切り替えて使用できる。
・Officeアプリが用意されている。WordやExcel、PowerPoint、OneNoteが使える。
・microSDカードスロットやUSBポートがあり、様々なデバイスが接続できる。

これらの優位点はすべてパソコン代わりの使い方をする場合の優位点だ。純粋なタブレットとしてみるとどうだろうか。タブレットに何を求めるかは人それぞれだ。Webサイトやメール、SNSなどを活用する道具、ゲームやちょっとしたコンテンツ作成などをしたい方もいるだろう。

タブレットをどんな使い方をするにしろ、重要になるのはパソコンなどと同じように、ソフトや周辺機器がどれだけ充実しているかということ。

Surface RTの場合、ハードウェアとしてはUSBポートを搭載し、従来の周辺機器が技術的にはそのまま使えることを売りにしている。また、Officeが使えるのも(マクロなど一部非対応)、過去のWindowsマシンなどで作成した文章との互換性を考えるならいいだろう。

スマートフォンや携帯電話を共有する人は少ないと思うが、パソコンは家族で共有するような使い方をしている人も少なく、その延長上で使うならマルチアカウントで使えるのは便利かもしれない。

しかし、iPadやAndroidタブレットはパソコン的ではない部分が受け入れられたとも考えられる。しかし、パソコン的なタブレットを求めている人もいるはずで、ユーザーの利用目的などに合わせ、様々な製品が今後も登場してくるだろう。

このようにWindows RTは、どちらかというとパソコンユーザーに訴求することでiPadやAndroidでPCを代わりをさせようとしていた人たちに、「それならSurface RTを使ってよ!互換性高いから、よっぽどいろいろなことができる」と素直に訴えているように思える。そして、それがいちばん素直な売り込み方法でもあるだろう。

Surface RTはOSとしてWindows RTを採用しているが、ソフトや周辺機器の対応は始まったばかりだ。Windows RTは、iPadやAndroidはもちろん、Windows 8でもないタブレット用のOSとして、ソフトや周辺機器の対応が今後どうなっていくかは、今後の製品の普及がどれだけ進むのかにかかっている。

Windows RTやSurface RTは、一定の需要を得ることができるだけの魅力とポテンシャルは秘めていると思うが、今後どういったプロモーションを行っていくかで日本国内でWindows RTやSurface RTの普及は、大きく変化することだろう。Windows 8が思いのほか伸び悩んでいるという話も聞こえてくる中で、マイクロソフトには、その辺(OSのプロモーション)をしっかりと行っていただきたいところだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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