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誰でもわかる資産運用!「小沼正則の投資・ビジネス塾」がオープン【ビジネス塾】

「アベノミクス」の影響で株価が上昇している。この流れに乗って、「そろそろ投資を始めてみようかな」と思っている人も多いであろう。

ただ、金融自由化がグローバル化した現在、個々人が「賢く」ならない限り、自らの資産・財産を首尾良く増やすことはできない。たとえ目前の投資がうまくいったとしても、その先には思わぬ「落とし穴」が待っていることさえある。

「ビジネス塾」では、投資アドバイザーとして著名な小沼正則氏を中心に、投資の基礎知識、さまざまな金融商品の紹介、経済や企業の動向、有益な書籍などを掲載していく。「賢い」投資家こそ、大局的な勝利を得られるのである。

■素晴らしい時代へようこそ
1989年から20年以上を経た2012年6月、静かにTOPIX(東証株価指数)がバブル後の安値を更新し「株式の死」を覚悟したまさにその時から、株式の再生が始まりました。

私は間違いなく、昨年のあの安値が、89年の天井と比較できるような歴史的な意味を持つ安値となることを確信します。また現在の1万円台前半という水準も、10年後には信じられない安値水準だったということが判明するでしょう。

投資家の皆さんからはセミナーなどで、「この相場はいったいどこまで続く(上昇する)のか」という質問をよく受けます。その時私は決まって「10年はブル(強気)のスタンスで臨みましょう」と答えています。

日本株が上昇に転じてきた最大の要因はアベノミクス(安倍政権の経済政策)の効果、とりわけインフレターゲット(物価目標)によるデフレ脱却期待ですが、それだけではありません。

2003年からリーマン・ショック直前まで、世界経済はグローバル化が進展する中、空前の繁栄を遂げましたが、今般もシェールガス革命に象徴される米国経済の復権、東アジアを中心とした力強い経済成長など、世界経済の安定的な成長期待も日本株を押し上げています。

欧州金融不安、中国経済の減速懸念など、まだまだ短期的な懸念はありますが、大勢としては株高(世界的な株高)の環境は続くと思われます。かつては、株は常に「今が買い場」といわれたものですが、再びその時が来たようです。

■株は本来上昇が宿命づけられた資産
20年以上に及ぶ下げ相場を見させられますと、「株式という資産は本来、上昇が宿命づけられた資産である」と説いてもむなしく聞こえるだけかもしれません。

資本主義というのは企業家(あるいは起業家)の夢と投資家の夢が、収益という一つのものでつながる素晴らしいシステムです。米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏はこの資本主義のシステムを信頼しているからこそ、優良企業への長期投資で大成功を収めてきたのです。

米国金融市場の統計によりますと、株式の長期リターンは10%前後あります。10%のリターンが長期間続けばどうなるか?

複利効果を知っている人なら、これは驚異的な数字となることが分かると思います。今後の日本株の巡航スピードも多分、この辺の水準に落ち着くことでしょう。

1,000万円を10%複利で回せば、10年後には約2.6倍の2,600万円になります。10年後に資産2.6倍、これが投資家のめざす最低限の数字といえるでしょう。もちろん大きく上昇する銘柄を拾うことができれば、4倍、5倍倍程度までは十分可能だと思います。

■世界中に投資をするスタンスで
個別株は難しいというなら、市場平均との連動を目指したインデックス・ファンドを買うことでしょう。インデックス・ファンドは確かに熟練投資家からすれば、退屈で面白みのないものかもしれません。

またこれはインデックス・ファンド生みの親であるノーベル経済学賞受賞者ウィリアム・シャープもいっている通り、これで資産を築いたとしても「やったぞ!」という興奮を味わえるものではありません。

しかし、人はなぜに株式に投資をするのかといえば、資産を築くためであって興奮するためではありません。個人投資家の中にはリスク・リターンの関係も理解せず、ただ興奮を味わっているだけの投資家もいるようですが、これでは意味がありません。

また株といっても米国株、アジア株もあり、また高い利回りが魅力の新興国の債券、あるいはREIT(不動産投資信託)なども注目すべきです。世界中に魅力的な資産が豊富に存在します。

皆さんの資産も、世界中に旅をさせる必要があるのではないでしょうか?

■資産運用の勉強をしましょう
資産運用における統計学の教えは2つ、「するべきことをしない誤りと、するべきでないことをする誤り」だと思います。

日本人の投資家の問題は、長期的には上昇が期待できる株式を短期で保有し、長期的には全くリターンを生まない預金を長期で保有するという、統計を無視した運用を行っていることにあります。

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