体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

実践授業が文部科学大臣賞を受賞!未来の文房具「ロイロノート」が凄い

コンピューターを使用した教育を促進する コンピュータ教育推進センター(CEC)は平成23年から毎年1回、子ども同士で教え合い学び合う“協働学習”の推進を目的として「ICT夢コンテスト」を開催しており、平成24年度は全国から150の学校や地域が参加した。同コンテストに入賞した実践授業は、教育現場のICT化が進められる中、先進的なモデルケースとして位置づけられている。

そんなCECが実施する「ICT夢コンテスト」において、株式会社LoiLoが開発した教育現場用のiPadアプリ「ロイロノート」を使った横浜市立北方小学校の実践授業が<学校部門>の文部科学大臣賞を得た。

テレビでも取りあげられ、「未来の文房具」とも言われている「ロイロノート」とは、いったいどういうものだろうか。
同アプリを使った横浜市立北方小学校の実践授業とあわせて紹介しよう。

■アイデアの良さを生かした構成を練り上げられる
今回、文部科学大臣賞を受賞した北方小学校の授業テーマは「思い出スライドショーをつくろう」で、6年 担任・鳥越和貴先生の指導のもと、小学校生活の思い出を「ロイロノート」を使ってスライドショーにまとめたものだ。「ICT夢コンテスト」では、子供の学力向上に寄与し多くの学校に普及しそうな点が評価された。

鳥越先生によると、「思い出スライドショーをつくろう」は、こだわりのある小学校生活の思い出を子供たち自身が選び、相手によく伝わるように表現や構成の工夫を行いながらスライドショーにまとめる授業を行ったそうだ。

「ロイロノート」は、編集が非常に簡単であり、すぐに見てみることが可能であるため、「この順番だとどんな感じになるのか?」という議論が想像上の話でなく、実際にスライドショーを再生しながらの議論になるという。 それにより、自分が伝えたいことが受け手に正確に伝わるのかを子供たち自身が検討することができたというのだ。

写真の並び替え自体はサムネイル印刷した写真を用いても同じことはできるが、並び替えたものをすぐにプレビューしてみて確かめることができること、並び替えたものがそのままスライドショーとして使えることはこのアプリの強みであるという。

それぞれの考えをプレビューしながら検討することができるため、グループの子どもたちの思いやアイデアの良さを生かした構成を練り上げていくことが可能だと感じたそうだ。
実践授業が文部科学大臣賞を受賞!未来の文房具「ロイロノート」が凄い
実践授業が文部科学大臣賞を受賞!未来の文房具「ロイロノート」が凄い

■ロイロノート開発までの経緯
株式会社LoiLoでは、2010年より教育現場用の動画編集ソフトであるロイロ エデュケーションの開発・販売を行っており、その開発や研修などを通じ多くの先生と接する機会があった。

そんな先進的な教育を実践している先生がタブレット端末などのICT機器を使った次世代の教育の在り方を模索しているとの話を聞き、LoiLoが開発していた「ロイロノート」が生かせるのではないかと提案したところ、大変よい反応を得たので、実践授業を行っていただくなど協力して開発を進めてきたという。

また、授業実践例と合わせて提案することで、より広く多くの学校で取り入れてもらいやすいのではないかと考え、先生方との協力のもと、実際の授業ですぐに使える実践事例集を作成したそうだ。

事例集掲載の授業例としては、まとめ学習、グループ学習、協働学習、調べ学習、プレゼン、動画編集、マッピング、ブレスト等がある。
実践授業が文部科学大臣賞を受賞!未来の文房具「ロイロノート」が凄い

■つなぐ、送る、発表するを学習できる
「ロイロノート」は、iPadに対応したiOSアプリケーションだ。「つなぐ」「送る」「発表する」という3つのステップで、学習を実現できる

●カードをつなぐ
写真や動画やテキストは、カードとして机に散りばめられる。このカード同士を矢印でつなぐだけで、見せる順番を決めることができる。

現実の机で作業するように、iPadの画面内で自由自在にカードを並べて整理することができるので、頭の中にある考えを再構成し、どうすれば相手にわかりやすく伝えることができるのかを考えられる。

1 2次のページ
livedoor ニュースの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。