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ロバート・ゼメキス監督インタビュー「人生は長い旅であり、努力を続けなくてはいけない」

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス監督が、『キャスト・アウェイ』以来12年ぶりに実写映画のメガホンととった『フライト』。いよいよ3月1日より全国公開となります。主演を務めるのは2度のアカデミー賞受賞経験を持つ名優デンゼル・ワシントン。ゼメキスとデンゼル、アカデミー賞に認められた2人の才能が爆発する本作は世界中で賞賛を受けています。

今回は、ジャパンプレミアの為来日したゼメキス監督にインタビュー。映画の見所など色々なお話を伺ってきました。かつて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ世代だった皆さんへメッセージも頂いてきました!
(撮影、wosa)

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――『キャスト・アウェイ』以来12年ぶりの実写作品である『フライト』。制作のきっかけは監督が脚本に惚れこんだということですが、現場で脚本家の方と話し合ってセリフや演出を変えるということもあったそうですね。

ゼメキス監督:大きな変更はしなかったけど、役者の方から「こういうことをやったらどうかな?」と提案されて、自分自身も確信がもてなかったときに、脚本家がジャッジしてくれることがあったり。自分が情熱を持ち過ぎて、作品を客観的に観れなくなった時、彼が視界をクリアにしてくれたので、クリエイティブな面での自分のソウルメイトが現場にいてくれて助かったよ。脚本の中に描かれているものを最善の形でスクリーンで表現したかったので、とても良いコラボレーションになったよ。

――監督は最近では『Disney’s クリスマス・キャロル』などアニメーション作品に携わることが多いですが、アニメーションでの経験が、今回の実写作品に与えた影響はありますか?

ゼメキス監督:アニメーションというのは、カメラをどこにでも置けるので、演技と技術的な部分は別に考えて良いものなんですね。実写の作品では演技と技術的な部分を分けることは難しいけれど、「カメラをここに置けば、こうした映像が撮れる」と自信を持てたのは、アニメーションの経験のおかげだと思います。

――本作では飛行機の“背面飛行”という今まで観たことの無い映画のシーンに驚きました。監督は他の作品でも常に新しい技術を取り入れていますよね。

ゼメキス監督:今までに観たことの無い、現実とは違った光景を見せるのは映画のエンタティメント性を高めます。けれど、自分は映画の中で人間味のある感情的な物語を一番に観て欲しいので、映画の鑑賞経験の邪魔にはならない特殊効果であることにはこだわっています。

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――素晴らしい脚本、そして監督こだわりの映像技術はもちろん、主演のデンゼル・ワシントンの演技には誰もが胸を打たれるでしょうね。

ゼメキス監督:演技の中に真実味を出すことが出来る俳優で、デンゼルの演技には日々感心させられました。特に、デンゼル演じるウィトカー機長がしばらくお酒を絶って、その後にホテルのバーで飲み始めるシーンがありますが、その惨めな様子が強烈に印象に残っています。ただグラスを傾けているだけなのに、どうしてそんな心情を表す演技が出来るのか、まるで魔法を見ている様でした。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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