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【オトナ女子映画部】嫌いな相手ほど絆は深まり、大好きな相手ほど家族には向いていない?『かぞくはじめました』

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自分の“夢”と“家族”どちらが大切か?

親友の夫婦が事故で亡くなり、残された赤ちゃん、ソフィーの後見人に指名されたホリー(キャサリン・ハイグル)とメッサー(ジョシュ・デュアメル)。過去にブラインド・デートをお膳立てされた2人の相性は最悪。
経営者としてバリバリ働く仕切り屋のホリーにとって、何事にも無計画で、女にも時間にもルーズなメッサーは一番嫌いなタイプ。ソフィーへの愛情から、しぶしぶ子育てパートナーとして同居することになるが……。

恋愛関係でなく、友達でもなく、相手への愛情は皆無である関係だからこそ、相手には甘えられない。どちらも同じように仕事があり、育児も担当しなければならない。

育児担当の日に仕事が入っても、仕事だからと仕事を優先できるわけではない。男だからと大目に見てもらえるわけではない。相手のために自分が何かを我慢したり、譲歩したりすることが一切ない関係。ここまで平等だと見ていて気持ちがいい!!と思うのは女だけ?(笑)。

ここまで言いたい事をハッキリ言える関係で始まれば、逆に安心して見ていられる。シンデレラストーリーを夢見る年頃の女の子たちには、ちっとも愉快ではなさそうだけれど(苦笑)。

嫌い嫌いも好きのうち。共同作業を通して次第に絆が深まっていくのはご想像の通り。しかし2人の仲が深まり始めたところで、問題勃発!

最悪のタイミングで、大きな決断を迫られる。“夢”か“家族”か。
これもまた永遠のテーマ。

もちろんソフィーのことは大事に思っている。でもソフィーのために夢を諦められるか?2人は選択を迫られる。

ベーカリーをレストランに拡大しようとしていたホリー。必死に貯めて来た資金は、ソフィーの後見人になることで瞬く間に消えていく。ソフィーの事を一番に考えたら、今は夢などと言っている場合ではないのではと悩み始める。

同じくメッサーにも大きなチャンスが飛びこんできていた。ずっと夢見てきた番組のディレクターを任されるチャンス。しかしその仕事を引き受けるには、転勤しなければならなかった……。

ホリーはレストランを諦める。しかし、メッサーは夢を諦められず、結果的に育児を放棄することになってしまう。

何が正解とは言えないし、自分の夢もまた、人生で何よりも大事なことかもしれない。マーガレット・サッチャーのように、家族を顧みず、国務を全うした女性もいる。何にプライオリティーを感じ、何を優先させ、人生を全うするのかは、人によって違うもの。結局は、自分にとって何が一番大切で、何を幸せと感じるか。大切な事はそれだけだ。

結局メッサーは戻って来る。確かな夢を持って生きてきた人間にとって、夢を諦めるということは、決して容易い事ではないはずだ。しかし、守るべきものが出来るということは、それだけ大きなものなのだろう。これまで生きて来た人生、価値観や信念、人生が180度変わってしまうものなのかもしれない。

でもそれを、描いてきた夢よりもずっと大切だと思える幸せがそこにあるなら、そんなに素敵な事などないのかもしれない。それが誰かに言われたからでなく、自分の意思で、全てを失っても、捧げても、「自分の幸せはここにある」と思えたなら、そこまで想える何かに出会えたこと自体が奇跡だ。

誰かに出会って、価値観が180度変わってしまう。それが誰かと家族になるということなのかもしれない。(安部沙織)

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(http://news.livedoor.com/article/detail/7446456/)
※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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