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沖縄も都心も同じ進学率へ!ネットと情報端末の導入で教育格差を是正

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インターネットと教育の歴史を紐解くと、ネットを介した学習、いわゆるeラーニングなどはインターネット黎明期から積極的に行われてきた。そして、現在では「いつでもどこでも」をキーワードに外国語学習や資格取得、さらには大学の授業までもインターネット経由で行われる時代にまでなっている。

しかし、こうしたインターネット時代になっても、いまだに実際の教育現場における地方と大都市の格差は解消されていないという現実がある。大都市では、進学における情報が集まり学生もそうした情報にネットだけでなくリアルな手段で容易にアクセスできる環境が整っている。一方、地方では、大都市のような情報提供サービスが少ないため、それが実際に進学を目指す学生や教育現場での不公正さに繋がっている。

こうした教育格差を、インターネットとITを使って是正しようという試みが沖縄県で、この春からスタートする。沖縄県は、本州とは陸続きでないこともあり、進学に関する情報収集においても他の都道府県との格差が大きいとされてきた。そこで沖縄県では、ITを活用して、他の都道府県との進学情報における格差を解消しようというわけだ。

■「進路選びの新しいカタチ」が始まる
沖縄で高校生向けに「シンガク図鑑」を発刊している株式会社ハンズ・コム、沖縄高速印刷株式会社は、2012年「沖縄県地域連携プロジェクト推進事業」に採択され、沖縄の高校生のための進学推進事業をスタートしている。

先述したように沖縄県は他の都道府県と比較して進学に関する情報の格差が大きく、単に情報を得るだけでも、高校生・進学先双方に経済的負担が大きいというのが実情だ。本プロジェクトではITを活用することで、充実した進学情報を学生や教育現場で利用できる環境の提供を目指している。

今回のプロジェクトで注目したのは、ネット情報のコンテンツだけでなく、情報の窓口としての専用の情報端末「シンガクPad」を活用する点だ。

具体的には進路室を中心とした高校現場や家庭において、豊富で適正な情報を伝える新しい情報ツール「シンガクPad」を開発し、沖縄の高校生と進学先である大学・短大・専門学校をネットでつなぐことで、進学希望者と進学先がダイレクトの関われる環境を創出する。また、情報の情報元となる大学・短大・専門学校に対しても、負担軽減を図ることで多くの進学先が参加できる環境を目指している。

沖縄で高校生向けに進学情報を提供する「シンガク図鑑」

■沖縄県下の高校進路室にタブレット端末を設置
このプロジェクトの最大の注目ポイントは、沖縄県下の高校に電子タブレット「 シンガクPad」を設置するところにある。シンガクPadはインターネットに接続されており、端末内に用意されているコンテンツ「シンガク図鑑ポータル」により県内外の進学先情報を入手できるだけではなく、「シンガクライブラリ」では学校案内デジタルパンフレットが閲覧できる。さらにWebカメラを使って互いに顔を見ながら進学相談ができる「シンガクLINE」も提供される。

こうしたインターネットのスピードと双方向の情報やりとりで、物理的な距離やコストに制限されることなく、手軽に情報アクセスができるようになっている。沖縄県内の高校には2013年春より順次設置予定だ。

情報端末「シンガクPad」で快適に情報アクセスできる

■沖縄の進学情報ポータル「シンガク図鑑ポータルサイト」を開設
2013年となる今年は、新たに「シンガク図鑑ポータルサイト」が開設される。沖縄県内外の進学先情報を沖縄の立場に立った視点で編集し、その情報を掲載する情報サイトだ。特に2013年内に開発することになっている「進学費用ファイナンシャルシステム」は、高校現場から切実に要望されている進学費用問題が解決できる優れたシステムとなっている。

4月にオープン予定の沖縄の進学情報ポータル「シンガク図鑑ポータルサイト」

■学校案内のパンフレット閲覧をデジタルで可能にする「学校案内デジタルパンフ」
学校案内など、紙のパンフレットは乱雑に扱われると傷んだり、在庫が切れていたりすれば入手し損なうこともあるが、これを電子化してシンガクPadに保存する。また、マイページでは、大学側による資料の追加も可能となっているので、進路室には常に最新のパンフレットや大学の情報をいつで閲覧できるというわけだ。さらにデジタルパンフレットを見ながら学校案内や願書などの資料請求もその場で行えるため、手間と費用を大幅に節約できる。

学校案内のパンフレットをデジタル化した「学校案内デジタルパンフ」

■Webカムを使ったテレビ電話による進学相談の「シンガクLINE」
志望している大学の周辺環境を知りたいと思ったり、最寄り駅や通学方法を調べたいと思ったりする場合、志望校が近くにあれば実際に足を運んでみればすむが、沖縄県の場合、現地までの旅費を考えれば出向いて調べるというわけには簡単にはいかない。

インターネット経由でWebカムを利用して互いの顔を見つつ進学相談ができる「シンガクLINE」を使えば、必要な時にいつでも手軽に面談できるうえ、何度も現地に足を運ぶ必要もなく経済的だ。事前予約システムにより、学校側の担当者と高校生の双方の都合の良い時間を調整して進学相談ができるようになっている。

ネット経由でWebカムを利用し、互いの顔を見つつ進学相談ができる「シンガクLINE」

「沖縄県地域連携プロジェクト推進事業」は、インターネットのコンテンツとサービスに、シンガクPadというリアルな窓口を用意し、活用することで、沖縄の高校生たちに首都圏の学生とかわらない進学情報を提供できるようにするシステムと言える。

学生にとっては、豊富な情報により進学の不安が解消され、学校にとっては、より学生との距離を縮めることが可能になる。両者にとっての大きなメリットになるプロジェクトに大いに期待したい。

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■株式会社 ハンズ・コム 沖縄高速印刷株式会社
シンガク図鑑公式サイト

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(http://news.livedoor.com/article/detail/7441842/)
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