ルネサスモバイル、ARM Cortex-A15/A7でbig.LITTLE構成を採用した新型SoC「MP6530」とLTE cat 4対応の通信モデム「SP2532」を発表

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ルネサスモバイルは2月14日、ARM Cortex-A15/A7のbig.LITTLE構成を採用したクアッドコアCPU搭載のスマートフォン向け新型SoC「MP6530」と、LTE cat 4対応の第3世代通信モデム「SP2532」を発表しました。「MP6530は、デュアルCortex-A15とデュアルCortex-A7を使用した最大2GHz駆動のクアッドコアCPUや、LTE cat 4対応のマルチモードモデムなどをワンチップに統合したSoC。ターゲットは$200~$400のミッドレンジクラスのスマートフォン・タブレット。MP6530は2013年Q1中よりサンプル出荷される予定です。MP6530で採用された「big.LITTLE処理」は、ARMが提供するCPU選択技術で、タスクの負荷に応じて処理に使用するCPUコアを切り替えるというもの。スタンバイ時やメールの閲覧、音楽の再生などの負荷の低いタスクには省電力型のCortex-A7がメインに使用され、3Dゲームや動画のエンコードなど負荷の高いタスクにはCortex-A15までもが動作する仕組みです。この技術の採用により、省電力ながらも高いパフォーマンスも発揮できるSoCに仕上がっています。GPUにはPower VR SGX544を採用し、従来製品(MP5232)よりも300%GPU性能が向上、メモリとのデータ転送速度も300%向上し、フルHDディスプレイ、1080pでのHDMI出力やWi-Fiディスプレイ、1080p30ビデオのエンコード/デコードの同時動作にも対応。メインカメラは2,000万画素までの解像度に対応。静止画におけるリアルタイムの顔認識や手振れ補正、ノイズ除去技術にも対応可能とされています。内蔵の通信モデムは「MP5232」と同じくTD-LTE/FDD-LTE Cat-4 (下り最大150 Mbps/上り 最大50Mbps)、HSPA+(下り最大42Mbps/上り最大11.5Mbps)などに対応します。「SP2532」は、GSM/HSPA+/FDD-LTE/TDD-LTE対応のマルチモードモデムで、LTEはcat 4に対応しており、仕様上は下り最大150 Mbps/上り 最大50Mbpsのデータ通信が可能です。前世代製品「SP2531」と比べて45%小型化され、Cat 4の20MHz帯域で利用した場合、消費電力では業界標準の製品よりも最大20%低減できるとされています。Source : ルネサスモバイル



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